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 「すいへーりーべ、ぼくのふね…」と、高校生の頃に若い元素番号の元素を覚えましたね。ヘリウムは「すいへーりーべ」の「へー」で、元素記号の2番目の元素です。

 このようにヘリウムは構造的には割と単純な元素なのですが、実はなかなか発見されなかった元素です。というのは、ヘリウムはとても軽い気体であるのが普通で、他の物質と結合することもほとんどないので、地球上にはほとんど存在しないからです。

 ではどうやって発見されたかというと、なんと太陽活動の観察を通じてなのです。皆既日食の観察をしていた天文学者が分光スペクトルを用いてみたところ、今までに知られていなかった波長の光があることに気がついたのがきっかけです。地球では見つからないが、太陽で見つかるということで、「太陽」を表すギリシャ語をベースにhelium(ヘリウム)という名前が付けられました。太陽のエネルギーの源は、よく知られている通り、水素の核融合ですが、この結果としてヘリウムが大量に作り出されているわけです。「すいへー」の「すい」(元素番号1の水素)が融合して「へー」(元素番号2のヘリウム)が出来ているとイメージすればいいでしょう。

 このように太陽とヘリウムは重要な結びつきがあり、それが名前にも反映しているというわけです。そしてこのことを意識していると、helioが「太陽」の意味を表すということが理解しやすくなるかと思います。

 例えばheliocentric(ヘリオセントリック)というのは、「helio(太陽)+centric(中心の)」→「太陽中心の」という意味です。いわゆる「地動説」は太陽を中心として地球が回っているという考えですから、heliocentricな考えだということになります。それで「地動説」のことをheliocentric theoryとかheliocentrism(ヘリオセントリズム)のように言います。

 これに対してgeocentricだと「geo(大地)+centric(中心の)」→「大地中心の」→「地球中心の」という意味です。いわゆる「天動説」は地球を中心として太陽が回っているという考えですから、geocentric theoryとかgeocentrism(ヘリオセントリズム)のように言います。

 helioscope(ヘリオスコウプ)だと「太陽観測用の望遠鏡」だし、heliophysics(ヘリオフィズィックス)だと「太陽物理学」です。

 heliotrope(ヘリオトゥロウプ)は香水の原料にもなるバニラのような甘い花の香りで知られる、「キダチルリソウ」という植物のことです。日本語でも「ヘリオトロープ」で通用するようになってきました。ヒマワリのように太陽の動きに合わせて花の向きが変わると信じられたことから、heliotropeという名前がついたと言われています。本当に向日性があるかどうかは私にはわからないのですが、その点はご勘弁ください。heliotropeの花の画像を貼り付けておきますので、御覧ください。

ヘリオトロープ

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