problem と question 

 にほんブログ村 英語ブログ 英語講師・教師へ 人気ブログランキング
problem と question

 日本語の「問題」に相当する英単語として代表的なものに、problem と question がありますが、この両者はどう違うのでしょうか。

 problem にはもともと「人を困らせる」ニュアンスがあります。Merriam-Webster のオンライン英英辞典で problem を引きましたら、something that is difficult to deal with : something that is a source of trouble, worry, etc. という説明が、第一義として載っていました。

 これに対して question が意味しているのは、「疑問」のような感じで捉えればよいのかなと思っています。心の中でちょっとした疑問に思うものがあったら、それは question の領域で捉えられる感じがします。

 例えば、「地中海の広さはどのくらいか?」という問題は、知識・情報さえあれば即座に答えられる疑問であり、その疑問が私たちを苦しめる感じはないですね。これは question の領域で考えればよいわけです。

 これに対して数学の問題などは、答を導くまでに労力を要求しますから、「人を困らせる」ニュアンスから problem ということになります。

 『「文系の問題」は question で、「理系の問題」は problem だ』 という単純化した説明をする方もいるようですが、全ての問題がそれで割り切れるはずはないものの、確かに「文系の問題」は question で済むものが多く、「理系の問題」は problem になるものが多いというのは、実際そうだと思います。

 一般に solve は problem と一緒に使うことはよくありますが、question とは使わないものです。これは solve が「解きほぐす」ニュアンスがあり、苦しみや困難を解きほぐすものと一緒に使うからです。知識・情報さえ持ってさえいれば即座に答が出せるようなものに対しては、ニュアンス的に合わないということだと思います。

 これに対して question と一緒に使われやすい動詞は answer です。知識・情報を答として差し出すということだけで済むのは question であって、problem ではないということになるかと思います。

 では次の2つの英文の違いは何でしょうか。

 1) I have some problems with your software.
 2) I have some questions about your software.

 1) は「あなたが提供しているソフトウェアに関わることで、私はいろいろ困っている」というニュアンスが、2) は「あなたが提供しているソフトウェアについて、あなたにいろいろ確認したいことがある」という感じでとらえればよいかと思います。
 
 ここに取り上げたことだけで、problem と question の使い分けを説明しきることはできませんが、ひとつの目安として理解してもらえたらと思います。

 役に立ったと思われましたら、ブログランキングへの投票をお願いします。

 にほんブログ村 英語ブログ 英語講師・教師へ 人気ブログランキング

さて メルマガ版「澄みわたる英語」 も無料ですので、よければ購読してみてくださいね!

英語100時間チャレンジ ◎英語100時間チャレンジシートをダウンロード!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

      発行 大学受験IRL   朝香 豊

        千葉県柏市末広町4-13 関口由蔵ビル4階

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

関連記事

コメント

答え(というか問題)の質によって、単語の使い方が違うのですね。なるほどなあ。自分はもろに文系人間なので、questionについて考えるのは好きだけど、problemを解決するのはちょっと苦手です。

ぱすたさん、ありがとうございます。

大いに苦しめられる problem は逃げたくなりますが、ほどほどの problem なら私は好きです。

これからもよろしくお願いします。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://irleigo.blog105.fc2.com/tb.php/309-19c8cee1