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 get というと「ゲットする」という感じで、「手に入れる」というイメージが定着していますね。語源からみてもこのイメージは正しいですから、文句を付ける筋合いはないのですが、実際の使用法としては、このイメージから派生した「動く」という意味合いのものが圧倒的に多いように思います。

 例えば get back to the office は「事務所に戻る」という意味ですが、「事務所に(to the office) 戻る方向に (back) 動く (get) 」 というイメージで考えるのがよいかと思います。「事務所に戻る状態(back to the office) を手に入れる (get) 」というのが元の発想だったのでしょうが、get と「手に入れる」を常に結びつけようとするよりも、「動く」というイメージを独立させた方がよいように、私には感じられるのです。

 理解を深めるために、別の例を挙げてみましょう。get off the subject は「話題からそれる」ですが、これも「話題から外れた方向に (off the subject) 動く(get)」とイメージすればよいかと思います。ここで「手に入れる」にこだわって「話題から外れた状態を (off the subject) 手に入れる(get)」のように考えると、意図的に話題をそらす場合にしか使えない感じがしてしまう恐れもあります。get off the subject は意図的な場合でも使えますが、必ずしも意図的とは限らないところもありますから、「手に入れる」から別個のイメージとして「動く」というのを考えた方がよいのではないかと思うわけです。

 また get にはうっすらと「苦労」というか「手間」というか「一線を越える感じ」というか、そういうものと関わっている感じもあります。get through the crisis は「危機を通り抜けて (through the crisis) 動く (get)」→「危機を切り抜ける」という感じです。今の例の中には the crisis(危機)という言葉が入っていましたから、苦労をする感じの get と相性がよかったと考えれば良いでしょうか。

 get into his house は「彼の家の中に (into his house) 動く (get)」と考えればよいですが、単純に家の中にすっと入っていったというのではなく、壁をよじ登って入るというような、何か普通の入り方とは一線を越える特別な入り方であることを示してくるわけです。実際 get into his house は「(泥棒が)彼の家に押し入る」という意味でも使いますね。

 get into the habit of saving というと「貯金という習慣の中に (into the habit of saving) 動く (get)」→「貯金する習慣が身につく」と考えればよいですが、この中にも、従来は貯金をせずに来たところから貯金をするところに「一線を越えて動く」感じがあります。こんな感じがつかめてくると、get が絡んだイディオムを理解するのに役立つことが多いのではないかと思います。

 というわけで、今回は get に関して2つほど学びました。1つは「手に入れる」から派生した「動く」というイメージを別個に持つようになると、理解の幅が広がること、もう1つは「苦労」というか「手間」というか「一線を越える感じ」というか、そういうものと関わっている感じがあるというニュアンスを感じ取れるようになりたいということです。

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