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 私の知り合いに「カカトコリ」という名前の、おもろいオッサンがいます。この人が最近「一天地六の法則」という本を書きました。サイコロの目が上が一なら下は六であるように、ものの見方には表の見方もあれば裏の見方もあるということを様々な例をあげながら説明している本です。

 この本の中に、人生のことについて書いたところがあります。話を要約すると、「人生は旅と同じ。最短距離の成功を目指したくなるかもしれないが、最短距離が必ずしも最善だというわけでもない。途中で生まれるトラブルを楽しめる余裕が欲しいし、実際にトラブルは人生を豊かにしてくれるものでもある。人生というトラベルはトラブルである。」という感じです。これを読みながら、語源的にも確かに travel はトラブルだということを思い出しました。今回はこれについて書いていきます。

 日本語で「かわいい子には旅をさせよ」という表現がありますが、これには「かわいい子には苦労をさせよ」というニュアンスがありますね。今のように交通手段が整っていない時代においては、「旅をする」というのは毎日毎日歩き続けることでもあり、かなり辛いことでした。そのうえ追いはぎなんかにいつ出会うともわからなかったわけで、大変危険を伴うものでもありました。かわいい子供をそういう旅に出す気にはなかなかならないだろうけれど、子供の成長を真に願うのであれば、そういう苦労を敢えてさせた方がいいという意味合いだったわけです。

 洋の東西に関わらず「旅」については同じようなイメージがあったようで、英語で「旅」を表す travel は、語源的には「悩ませる」とか「苦労する」という意味の言葉だったようです。こう考えると、「トラベル」と「トラブル」は近い関係にあるということもできそうですね。

 実際、travel と同一語源の単語に travail というのがありますが、この単語は実は「苦労」みたいな意味で使っています。

 この travel とか travail というのは、フランス語の travail (発音ではトラバーユ)が入ってきた単語ですが、この「トラバーユ」という発音はどこかで聞いた覚えはないでしょうか。

 女性用の転職情報誌に「とらばーゆ」というのがありました。今もあるのかどうかは知りませんが、ネットで検索してみると「とらばーゆ」というサイトがあるのがみつかりました。

 このフランス語の travail(トラバーユ)の意味ですが、実は旅とは全く関係なくて「仕事」です。(「転職」ではありません。)

 「悩ませる」とか「苦労する」というもとの意味が、英語では「旅」(travel)とか「苦労」(travail)になったのに対して、フランス語では「仕事」になったというわけです。

(英語)  「悩ませる」「苦労する」→「旅」(travel)「苦労」(travail)

(フランス語)  「悩ませる」「苦労する」→「仕事」(travail)

 フランス語には「旅」を表す単語として vayage が強い勢力をもっていたために travail が「旅」の意味としては発達しなかったのに対して、英語には「仕事」を表す単語として work が強い勢力をもっていたために travail や travel が「仕事」の意味としては発達しなかったというわけです。

 travel とtrouble という単語自体が同一語源を持っているわけではありませんが、イメージ的に重なる部分があるというのは、面白いですね。

 ただ、今日では travel は移動することに幅広く使い、「苦労」のイメージはほとんどないといってもいいでしょう。「バスで通勤する」というのをtravel to work by bus のようにいうこともできます。Light travels faster than sound. (光は音より速く伝わる)とか、His eyes traveled over all the things in the shop. (彼は店の中の品物全部に目を走らせた)ということもでき、「移動」をあらわすことには幅広く使います。バスケットボールでボールを持ったまま3歩以上歩く反則を「トラベリング」といったりするのも、今日では「移動」の意味合いで広く travel を使っていることをよく表していますね。

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 今回の記事の中でも触れたような、普段のものの見方とはちょっと違ったものの見方を教えてくれる話がてんこ盛りです。普段どうしてもものごとに対して否定的な見方をしてしまいがちな人には、よいヒントを提供してくれている本だと思います。
 カカトコリさんは非常に交友範囲の広い方で、今回のキャンペーンには大変多くの著名な方々が協力を申し出られております。その結果ものすごい量の特典がありますので、関心を持たれた方は以下のキャンペーンの紹介サイトをご覧ください。
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コメント

言われてみれば

その昔スペイン語をちょっとだけ二外でやったのですが、スペイン語の働くもtrabajar?でしたっけ。昔活用を覚えた気がします。でも、同じラテン語系でもイタリア語だとlavorareでlabor系の単語なんですね。

私はスペイン語のあとイタリア語を英語で習ったのですが、スペイン語とイタリア語の単語を混乱して単語テストでいっぱい減点喰らったのを思い出します。

うちの親が「かわいい子には旅をさせよ」を実行したのかどうか分かりませんが、私は小学校1年生くらいから一人で新幹線に乗って名古屋付近まで行っていました。今でも一人で電車や飛行機に乗るのは、結構嫌いじゃないです(先日日本から戻ってくるときも一人でした)。二人以上で行くのもそれはそれで楽しいですけど。

Penguinさん、ありがとうございます!
>スペイン語の働くもtrabajar?でしたっけ
そうみたいです。語源辞典に Sp. trabajar と出てました。
イタリア語の同一語源の travaglio は「苦労させる」「苦労する」の意味で、ラテン語のもともとの意味をそのまま残しているようですね。
私も小さい頃から一人旅をさせてもらい、一人で名古屋から母の実家のある富山の高岡まで行ったり、父方の祖父が入院していた三重の松阪の病院まで行ったりということをよくしました。やはりそのせいで、一人旅に対する抵抗感はないですね。

未だに苦労と旅がつながっている、旅の空から、うろこです。とほほ
まあ。カカトコリ氏には日本にいたとき、大変にお世話になりまして応援隊で~す(^^)
http://ameblo.jp/tunamaguro/

うわぁ! うろこさん、ビックリです!
あなたもあのオッサンの応援隊だったとは!?
> 未だに苦労と旅がつながっている
うろこさんはそうでしたね。記事を書いているときには、うろこさんのことはすっかり頭から抜けておりました。今も旅の途中ですか。ご苦労様です!

こんばんは。( ^-^)/

いつも、英単語に関する有益な情報をありがとうございます。

>His eyes traveled over all the things in the shop.

このような表現は、ペーパーバックを読んでいて、ときどき見かけます。
最初見たとき、面白いなぁと思ったのですが、なるほど! travelは移動の意味でしたか。
これでまたひとつ、頭がすっきりしました。(^-^)

PS travail には、「生みの苦しみ (the pains of giving birth to a child)」の「意味もあるようですね。

Super源さん、ありがとうございます!
> travail には、「生みの苦しみ (the pains of giving birth to a child)」
>の「意味もあるようですね。
こちらは、私は知りませんでした。
「産みの苦しみ」も運ぶ苦しみだから「旅」と関係する…なんていうのは、かなりのこじつけですね(笑)

あれ?あそっかぁ~

「出版戦略会議」では、友達の友達は、みんな友達だ!

みたいな、話しをしていますから。

兄さんと、うろこ姉さんが兄弟だったとは……(えっ?違う)

カカトコリさん、ありがとうございます!
オッサン呼ばわりして、失礼しました m(__)m
うろこさんとは確かに兄弟みたいなものですね。(そういうと、うろこさんが嫌がるかも!?)
アマゾン1位、おめでとうございました!

おはようございます。先生の記事を先日より読んでいまして、

travesity(滑稽化、本来の意図がねじ曲げられた状況)という単語を今初めて知ったのですが、そしてこちらの記事を思い出しました。

But the decision does nothing to change the travesty of Suu Kyi's indictment, which was based on spurious grounds.
http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200908130070.html

travesityってなんか曲がった感じがちょっとでていますが、
travelのちょっとした仲間でしょうか?!!?
そうなのかなぁ??と感じ、知識が広がった感じがして、ちょっとうれしくなって投稿しました。ありがとうございました!

マキさん、ありがとうございます!
travesty は残念ながら語源的には関係ないようですね。tra が trans の意味合いで vesty は vest と関係あって「服装」だそうです。「服を着替えて変装する」というのがもとのイメージだろうと思うのですが、この意味より「茶化す」という意味の方が古くから使われているみたいですね。(どうしてなんでしょう1?)

先生、わざわざ調べていただきましてありがとうございました!
travestyのvestがあの服装のvestだったなんて意外な結果でした。

いつも先生の話題に連動して、私も勉強できてうれしい限りです。
ありがとうございました!

ASAKA先生、こんにちは
私ったら、カカトコリさんのこの記事、見落としていました。ドジ。
“人生は旅と同じ”とは、何とも含蓄のある言葉ですね~。
旅先でも、数々のドジを踏みまくっている私は、人生においてもtrable続きなんですが。。。
それでかぁ~と妙に納得してしまいました。

ASAKA先生も本をお書きですが、お知り合いにもすごい本を書く方がいらっしゃって、
しかも、うろこさんもお知り合いだなんて、
すごい方々なんですね~。

Nemo さん、コメントありがとうございます!
カカトコリさんは女性がいる前でも平気で下ネタの話ができるような方です。(笑)
アマゾンの内情に詳しい方で、Nemo さんも将来本を出そうと思っているなら、知っておいてもいいかもしれません。
私は「かめおかゆみこ」という人のセミナーに出席した際に、この方も来ていて、それ以来の縁です。
ちなみにかめおかさんは「ギャハハ」キャラの豪快な方です。「あんたね、あんたが相手のことをどんなに思っていたとしても、その人の代わりにウンコすることはできないんだよ」などという名言(迷言?)を吐いている、一緒にいて面白い方です。
http://kamewaza.com/

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