many 

 にほんブログ村 英語ブログ 英語講師・教師へ 人気ブログランキング


 以下の英文を和訳してください。

 Many Japanese men like Scotch whisky.

 「多くの日本人はスコッチウィスキーが好きである」という感じで和訳することが多いと思います。

 学校でもこの和訳が書ければ減点されることはないと思いますが、それでもこの和訳には「そんなにスコッチウィスキーの愛好家って日本人にいるかな?」という違和感を感じたりしませんか?

 日本語で「多い」という言葉を使うとき、数や量がある程度以上あることを示すのにも使いますが、割合が大きいことを指すのにも使いますね。ここに many に関する注意点があります。

 実は、many には「数がある程度以上ある」という意味はあるものの、「割合が大きい」という意味はないわけです。つまり、 many は日本語の「多い」とピタッとあう意味となるとは限らないわけです。

 客観的に見れば1万人いるなかでは100人にしかあてはまらないということであっても、「数がある程度以上ある」と考えて、これを many で表現することもできます。もちろん同じ状況を、「そんなに多いかい?少ないんじゃないか」と考えることもできますし、「ほとんどいないよ~」と考えることもできます。あくまで個人の主観で「多い」と思ったら使えてしまうわけで、全体の中でどのくらいの割合を占めているかを必ずしも意識しているわけではないわけです。「ネットカフェ難民となる人も多い」と日本語で表現しているのと同じような感じで、各人が何らかの尺度を持って「多い」と判断しているのは間違いないのですが、その尺度が全体の中での割合というものになっているかというと、そういう感じはあまりないわけです。

 さて、「多くの日本人」という日本語の醸し出す雰囲気は「数がある程度以上ある」という雰囲気でしょうか、それとも「割合が大きい」という意味でしょうか。これはどうも「割合が大きい」という意味だろうということになります。したがって、ここで many Japanese の和訳として「多くの日本人」という表現を使うのは、あまり正しいことではないわけです。

 ではどうすればよいかというと、「スコッチウィスキーが好きな日本人も多い」という感じにすればよいのではないかと思います。

 では「割合が大きい」という意味では何を使うのかというと、 most が一般的ですね。最上級になっているのは「最大勢力」みたいな感じだと思って下さい。和訳では「大半の」といわれますが、そこまで多くなくてもよく、他が寄ってたかっても負けないだけの数という感じで、過半数を制していれば most を使ってよいと思っていて下さい。

 さて メルマガ版「澄みわたる英語」 も無料ですので、よければ購読してみてくださいね!

※ イメージが沸いたと思われましたら、下記の図柄をクリックして下さいね。

 にほんブログ村 英語ブログ 英語講師・教師へ 人気ブログランキング


【お薦め本です】

 「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」(マイコミ文庫)  齋藤正明 著

 当初、この本を人から勧められたとき、この題名から「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」という本の二番煎じのような感じがしたりして、正直あまり好きになれませんでした。

 購入はしてみたものの、なかなか時間もとれずにずっと放置していたのですが、読んでみて、とても大切なことが漁師さんの言葉を通じてうまく表現されており、良書だと思いました。やさしい文章で書かれており、短時間であっという間に読み切ることができました。

 「○○した方がよい」と語られることはよくありますが、こういうものの中には「なぜ?」という疑問にはうまく答えられないものも多いのですが、この本ではひとつずつの問題について、明確な理由も一緒に述べられており、納得感が高いというところも魅力だと思います。

 「会社人生で」ということになっていますが、人として生きていく際の基本を教えてくれている本ではないかと思います。

こちらをクリックすると、アマゾンの紹介ページに飛びます。ぜひ、読んでみて下さい。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

      発行 大学受験IRL   朝香 豊

        千葉県柏市末広町4-13 関口由蔵ビル4階

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

関連記事

コメント

拙著の紹介、ありがとうございました!

manyの使い方、そんなに奥が深いとは思いませんでした。
とっても意外な知識をありがとうございます。

そして、拙著の紹介、とても嬉しかったです!

おっしゃる通り、二番煎じなタイトルですよね (^^;)

元祖の本は、「~幼稚園の砂場で学んだ」という、
50年くらい前にアメリカで出たものらしいです。

荒れた海で、命がけの仕事をする漁師の仕事観は、
普通の会社員としてマグロ船に乗った私には、
とても参考になりました。

こうして、本という形でお伝えできること、
非常に嬉しいです。

重ねてご紹介、ありがとうございました。

No title

 齋藤さん、コメントありがとうございます!
 齋藤さんの本は、本当に気軽に読むことができながら、人としての大切な指針が示されている感じがありますね。
 うちの娘にも読ませてみようかなと思いました。

ASAKAさん、こんばんは!

manyの意味が日本語の“多い”とニュアンスが違うことに注意しないといけないですね。
ご紹介された本、ASAKAさんがお薦めされているので
探してみたいと思います。
漁師さんと会社人生がどう結び付くのか興味深いですね。

No title

Nemo さん、コメントありがとうございます!
「マグロ本」はいい本ですよ!但し、今増刷中らしく、本屋で品切れだと入荷までには時間が掛かるようです。(私が追加注文したものは4月末くらいになるかもしれないと言われました。)

No title

南の島だと many の感覚も違うので面白かったです(作業がいっぱい、に使う many は、ちっとも多くないだろう、と日本人は思ってしまう)
おお、マグロ漁船乗組員の方が本を出されたのですね。日本語の書籍がますます恋しいこのごろです。

No title

うろこさん、コメントありがとうございます!
many なんかは個人的な価値観の語ですから、人によっても随分違いますよね。
あくせくしなくても生きていける南の島はうらやましくもありますね。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://irleigo.blog105.fc2.com/tb.php/232-197c4d31