clothes 

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 英語の中には、「何でこんなのが複数形なの?」と思ってしまうものがよくあります。clothes(衣服)なんかもその中に入るんじゃないでしょうか。

 「衣服はたとえ一着であっても、いろんな布をつなぎあわせて作るから」といった説明が一般的です。こうした説明が間違っているとは言いませんが、それだけとはいえない、もうちょっと違う意識も働いているんじゃないかと、私には感じられるのです。

 pain(痛み)に対して pains(苦労)という表現があります。意味の点でいえば、pains を複数にしなければならない理由なんて見つからないように思います。

 単数形の時とはちょっと違った意味を表現したいというときに、複数形の意味合いなど全くないのに複数形で表現するということを、英語では結構よくやるのですが、pain, pains もその仲間うちなんですね。

 これと似た意識が cloth(布)と clothes(衣服)の間にも働いていると考えた方が、私には自然だと思えます。つまり、単数の cloth(布)とは違った意味あいを複数の clothes(衣服)に持たせたということです。

 ところでそうなると、「布」(複数)と「衣服」の意味をきちんと区別したくなるということも、時には起こりえますよね。それで、現代では、「布」の複数の意味のときには cloths を用いるようにし、clothes とまぎれないようにしているんです。

 発音上でも区別がつきやすいようになっています。cloth が「クロース」、cloths が「クロースス」とか「クローズズ」といった感じで、「布」系の時には、o の部分を「オー」のように伸ばして発音するのに対して、clothes の場合には「クロウズ」のように、「オウ」という二重母音の発音になります。子音にも違いがあるのは、確認できますね。意味の系統の違いをきちんと区別できる仕組みを発達させているんです。

 何も考えていないと、cloth, cloths, clothes の区別はただただ煩雑なだけですが、こうして意味付けを考えてみると、理解が通るように思いませんか。こんな英語の伝え方を IRL では常に心がけています。

 (補足しておきますが、cloth, cloths の場合には、「オー」の代わりに「オ」のような発音になることもあります。)
 

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