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 2015年07月 

audit 

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audit

 audio(オーディオ)と聞いたら、何が浮かぶでしょうか。「聴く」系のイメージは浮かびますよね。このようにaudiというのを見たら「聴く」系のイメージを浮かべるのは難しくないかと思います。それで例えばaudibleという単語を見かけたら、どんな意味だと想像できるでしょうか。audible=audi+ableのように考えて、「聞こえる」という意味ではないかと想像をつけることはできると思いますし、実際にその類推で正しいということになります。

 ではもうひとつ。audiometerはどういう意味だと思いますか。「気圧計」のことをbarometerというのを頭に置いて、考えてみてください。audiometer=audio+meterのように考えれば、「聴力計」のようなものではないかと理解できるでしょうか。

 audience(オーディエンス)にもaudiということからわかる通り、audienceはaudioと語源を共通している語です。従って「聴衆」の意味は比較的わかりやすいと思いますし、「観客」の意味にしてもその発展形だと思えば理解できるわけです。

 ところでここでやや蛇足な説明を加えておくと、実はaudiという語源は、もともとは「聴く」だけを表したものではなくて、「見る」ことも含めて「知覚して理解する」ということに広く使われていたものです。audition(オーディション)という単語にもaudiが入っていますが、auditionは別に歌唱力とかだけを耳で判断するわけではなくて、「見る」ことを含めた「知覚する」こと全体で判断するものですよね。そもそも歌手のauditionでもなければ、「聴く」ことはあまり重視されていないかもしれません。このようにaudiには本来の「(幅広い意味での)知覚して理解する」イメージが残っているものもあり、その代表がauditionということになります。そして、先ほど「聴衆」の延長線上で「観客」の意味も出てくると理解すればよいと書いたaudienceも、実は正確に言えば「聴衆」の延長線上で「観客」の意味も出てきたのではなく、auditionのaudiと同じイメージがついて回っているというのが正しいイメージです。つまり、「聴く」に留まらないで「(幅広く)知覚して理解する」イメージがaudienceのaudiにはもともとあり、そこから「観客」の意味が出てきていると考える方が語源的には正しいということになります。「講堂」のことをauditoriumと言ったりするのも、同じ発想からです。

 企業などの監査をすることや会計検査をすることをauditということがありますが、ここにも広い意味での「知覚して理解する」イメージが入っていると考えてよいでしょう。当たり前ですが、会計検査とか企業監査においても聞き取り調査は当然あるでしょうが、少なくともこれはメインの業務ではないですよね。資料を付き合わせて確かめていく業務がその中心になるわけですが、それでもaudiがこの中に入っているのは、「(幅広く)知覚して理解する」イメージとつながっているからだと考えると、納得度が上がるのではないかと思います。

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