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 2012年08月 

知覚動詞の進行形 

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知覚動詞の進行形

 listen(耳を傾ける)とか look(視線を向ける)とかは、主語の自分の意志で状況を変えることができるので、進行形にすることができるけれども、hear(耳に入ってくる)とか see(見えてくる)とかは、自分の意志で一時的にその状況にするということができないから、進行形とは相性が悪いということが、よく言われます。

 この説明はだいたいにおいて正しいと考えてよいのですが、では hear や see が一切進行形を作らないかというとそんなことはなく、時には進行形にすることがあります。

 もちろん、hear や see の意味が「耳に入ってくる」とか「見えてくる」という意味のみで使うわけではないという事情も関係します。例えば「私は彼女とつき合っている」という意味で I'm seeing her. といえますが、この場合の see は当然「見えてくる」という意味ではありませんね。

 では、「耳に入ってくる」とか「見えてくる」という意味で hear や see を使う際には、一切進行形はないのでしょうか。これも必ずしも正しいわけではありません。

 ネット上で "I'm hearing" を検索してみましたら、以下のような例文に出会いました。

 I think I'm hearing what's not being said.

 直訳すれば「話されていないことが聞こえているのだと思う」ということですが、要するに幻聴を体験しているということを伝えているわけです。一時的に幻聴状態に陥っているという場合に、その一時性を明確にするために、進行形にすることがありうるわけです。

 同様に考えると I must be hearing things. で、「自分に聞こえているのはそら耳に違いない」というような意味になりえるということが理解できます。

 hear が進行形で 用いられていたら常に幻聴を表すわけではありませんし、同様に see が進行形で用いられていたら常に幻覚を表すわけでもありません。例えば、講演会などで声が聞こえにくいことを訴えたら、声を大きくしてくれたといった時に、I'm hearing you better now. (今はよく聞こえますよ)のように話すことなどもありえるでしょう。

 それでも、幻聴や幻覚の意味合いで、hear や see といった知覚動詞が進行形を作ることがありえるというのは、覚えておいてよいことではないかなと思っています。

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      発行 大学受験IRL   朝香 豊

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