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grab 

 grab というのは、瞬間的にサッと掴む感じを中心に置いた言葉です。

 「サッと掴む」という表現では覚えにくいかもしれませんので、grab に少し似せて「ガバッと掴む」とした方が頭に入るかなと思ったのですが、「ガバッ」と grab ではまだまだ近さを感じにくいでしょうか。

 grasp(掴む)なんて単語もありますが、これが grab と親戚だというと、覚えやすくなったりしませんか。(まだダメかな?)

 では、「私の手袋をガバッと掴む」を英作してみましょう。grab my gloves となりますが、こんな表現を利用すると、少しは頭に入りやすくなりませんか?

 grab my gloves の発音をしっかり聞きたい方は、ココを開いて、"Entry Text:" に grab my gloves をコピペして "Say It"を押してみて下さい。

 この「私の手袋をガバッと掴む」というのは「私の手袋をひったくる」という意味にもなりえます。瞬間的にガバッと掴むというのは、ひったくる動作にも当てはまりますね。

 ところで、この grab が掴むものは*モノ*とは限りません。「人の気持ち」なんかでも構わないのです。

 今朝のとある紳士服屋の広告に、「40950円までのスーツ、先着5名様まで10000円!」なんて書いてあるのがありましたが、この広告につられて私はこの紳士服屋に行ってしまいました。

 この広告は一瞬のうちに私の気持ちを grab したわけです(笑)が、このように人の気持ちを瞬間で惹きつけるものを attention-grabber なんて言ったりします。
 
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gut 

 テニスのラケットなどに張ってある糸のことを「ガット」と呼んでいるのは聞いたことがあると思いますが、あの「ガット」は英語で書くと gut となります。

 ところであのガットは元々は動物の腸から作ったものなんだそうです。適度に伸び縮みする性質が素材として適していたんでしょうね。

 では、なぜあの糸のことを gut と言うかというと、実は gut というのは腸のことをもともと指している言葉だったのです。

 奥ゆかしい表現を好む我々日本人には信じられないような話ですが、あちらの方はこうした露骨な命名をあまり気にされていないようです。(^b^)

 腸というのはお腹を代表する大切な臓器だというイメージは、我々日本人でも理解できるところだと思います。そしてお腹というのは「腹を割って話す」とか「腹黒い」とか「腹を据える」という言い方にも見られるように、本当の気持ちとか自分の意志が宿るところというイメージが日本人の中にはあると思いますが、どうもあちらでも同じような意識が働いているようです。

 アメリカ大統領選挙の民主党のオバマ候補は、They ( = people) feel in their gut that something has got to change. (人々は何かが変わらなければならないと腹の中で感じている)という表現を使っていましたが、この場合の in their gut というのは、「心の奥底の気持ちにおいて」というような感じでしょう。( ご存知の方も多いとは思いますが、have got to ~ というのは have to ~ と同じ意味の表現だと思って下さい。)

 これとよく似た形で使っているのが「ガッツが足りない」といった言い方で日本語にもなっている gut です。いうまでもなく、「勇気」や「根性」の意味で使っているわけですが、これも「腹を決める」という日本語と対応させるとわかりやすいですね。(英語でもこの意味の場合には guts と複数形で書くのが普通です。)

 「テニスラケットなどの糸」→「腸」→「腹」→「本当の気持ち」「心の奥底の意志」→「ガッツ」という流れで一度 gut を整理してみてください。澄みわたってきてくれていたら幸いです。(笑)

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変える 

 chage, modify, vary など、「変える」を表す言葉はいろいろとありますが、それぞれを区別するイメージはだいたいできているでしょうか。

 もともとは change は exchange(交換する)の意味で使われていたところから意味が広がったものだそうです。「交換する」というのは「別のものと完全に取り替える」というようにとることができると思いますが、change にはこのニュアンスが今も含まれているといってよいかもしれません。

 ですから、「計画を変更する」という時に change を使う場合には「元々の計画を廃棄して全く別の計画に変える」というニュアンスがあるのが普通だと考えて下さい。

 これに対して modify というのは、「全体の一部分だけを部分的に変更する」という言葉です。

 この単語は語源から考えると「モード化する」のような感じです。 modify =「モード化する」です。「東京モード学園」の「モード」は、ファッションの「様式」のことだと考えればよいと思いますが、そんな感じで「特定のモードにしていく」のが modify のもともとの意味です。

 英語で「修飾語」のことを modifier といいますが、この表現には modify の考え方が結構うまく表れているような気がします。

 つまり、「料理」とだけ言ったらどんな料理かわかりませんが、「こってりした料理」だとか「さっぱりした料理」だとかというように修飾語をつけると、料理の「モード」が浮かび上がってきますよね。

 こってりした料理にレモン汁を沿えることでそのしつこさをなくすといった変更を行うのは modify の領域に入ってくるというわけです。(実際には modify は結構堅めの言葉で、日本語でいえば「改訂する」とか「修正を行う」という感じですから、料理の表現として用いるのは適当ではないかと思いますが、気持ちを知るという点でご容赦下さい。)

 「一部分だけを手直しする」ということについてのもっとポピュラーな語は alter かと思います。

 これに対して vary は「バラエティーに富んだ」という言い方でもわかるとおり、様々に変化することをいいます。

 例えば夜空の星の明るさは、1つ1つをとるとみんな様々に異なっていますね。そんな様子を説明するのに vary は適しています。

 また、晩秋から初冬になると紅葉がだんだんと色づいてきますが、紅葉の色合いは日々少しずつ変化していきますよね。このように同一のものが少しずつ変化していくことについても vary はよく使われる語だと思います。

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policemen 

 「警察官」を英語で言うと何でしょうか。

 cop のようなくだけた言い方もありますし、婦人警官にも配慮した police officer のような言い方ももちろんありますが、ここでは伝統的?に policeman とさせてください。

 では、 policeman を複数形にしてみてください。もちろん policemen ですね。

 では、 policemen を発音してみて下さい。

 正しく発音できたかどうか、ココで確認してみて下さい。 赤い発音マークをクリックすると、音声が流れます。

 予想と違っていたという人もかなりいるんじゃないかと思います。実は、policemen と policeman は同じ発音なんですよ。

 police に man や men がついただけなんだから、 man や men と同じ発音になったってよさそうなものですが、そうはなっていないのですね。

 これはなぜでしょう。

 man と men は音節が1つしかありませんから、man の a とmen の e はともに強く発音されます。

 ところが、policeman とか policemen とかの場合には police の i のところにアクセントが来るために、man とか men とかいう部分にはアクセントが来ないのです。アクセントが来ないと母音は曖昧化し、口をいい加減に開けて「ア」と発音する、『ちょっと暗めの「ア」』と説明されることの多い、あの「ア」の音になってしまうということが多いです。

 アクセントがあるかないかで発音はかなり影響されるんですね。

 そう考えると難しそうに思えるかもしれませんが、アクセントがある時にはしっかりした発音が、アクセントがない時には曖昧な発音がなされるというのは合理的だと思いませんか?

 きちんとしたアクセントの置かれる man の a はよく『「ア」と「エ」の中間音』と呼ばれるあの音ですので、policeman の「ア」とman の a もちょっと違うということになります。

 ということで、man についてもココで確認してみましょう。

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pend 

 首からぶら下げるペンダントは pendant と綴りますね。

 この pendant の pend は「ぶら下がる」のような意味だと思って下さい。

 (柱時計などの)振り子のことを pendulum と言いますが、あの振り子もぶら下がっているイメージが持てますね。

 ハラハラドキドキのサスペンスは suspense と綴りますが、ここにも pend を変形させた pense が隠れています。

 ハラハラドキドキの落ち着かない心の状態を宙ぶらりんのイメージで捉えたのが suspense だと考えると、理解しやすいのではないでしょうか。

 「依存する」を表す depend も de(下に)+ pend(ぶら下がっている)から捉えればよく、命綱のロープにぶら下がっているようなイメージを持つと理解しやすいのではないでしょうか。要するに自分の命は命綱のロープが切れたら終わりになってしまうわけです。

 こういうと、芥川龍之介の蜘蛛の糸の話が頭に浮かんだ人もいるかもしれませんが、まさにあんな感じが浮かぶとすっと頭に入るんじゃないかと思います。

 depend は前置詞の on を従えるということも覚えなくてはなりませんが、これも糸にしがみつこうとする気持ちが理解できれば、「接触」を基本イメージとして持つ on がぴったりくる感じがつかみやすいと思います。

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ship 

 ship という単語から「船」という意味が浮かびますね。人や物資を運ぶのに利用できるような大型の船のイメージが沸くのであれば、だいたいのイメージはできているのではないかと思います。

 ところで、ship には動詞の意味もあるのですが、そちらもおわかりでしょうか。

 まず頭に浮かびやすいのは、「(人や物資を)船で運ぶ」という意味です。こちらは名詞の ship とつなげれば決して理解するのは難しくないですよね。

 ところが ship は実際には船と全く無関係でも「(物資を)運ぶ」という意味で使います。要するに、輸送に使うものが飛行機であっても鉄道であってもトラックであっても ship で構わないわけです。ちょっと不思議ですよね。

 これは恐らく、昔の物資の輸送の中心手段が船だったことと関係しているのではないかと思います。動力がなくても帆を張れば風の力で動かせる船は、近代以前では唯一の大量輸送の手段だったわけです。自動車も鉄道もない時代には、輸送することと船便で送ることはほぼ同義だったのだろうと思います。

 ですから、例えば、鉄道が作られるようになって物資が鉄道で動かせるようになっても、「輸送する」という言葉としてそのまま ship が使われるようになったのではないでしょうか。

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ワンルームマンション 

 「ワンルームマンション」を英語で何といえばよいか、わかりますか?

 one room mansion なんてのは、絶対にダメですからね。よく言われますが、mansion は「大邸宅」の意味で、日本語の「マンション」とは全く違います。

 実際には「ワンルームマンション」を表す言い方はいろいろとあるようですが、studio とか studio apartment というのが標準的かなと思います。

 「えっ、studio って撮影のスタジオのことじゃないの?」って思った人もいると思いますが、もちろん「スタジオ」は studio といえます。

 そうなると、撮影のスタジオとワンルームマンションがどこでつながっているのか、不思議に思いますよね。

 実は大昔は studio というのは「書斎」のことを言っていたのです。言われてみると、studio って study に似ていますよね。

 作家が書斎にこもって作品を作り上げていくイメージが、「芸術作品を創作する場」のようなイメージとなって、美術家が芸術作品を創作する仕事場のことも studio というようになったわけです。このイメージの延長線上に「スタジオ」が位置づけられるわけです。

 また、美術家が芸術作品を創作する仕事場は間仕切りなどのない、広い1つの空間のイメージが持てますよね。恐らくそういうことからだと思いますが、部屋を小分けしないで1つの空間となっているところが studio と呼ばれるようになっていきました。

 部屋を小分けしていないというのは、ある意味では手抜きですよね。壁を作って3LDKとかにしている方が絶対に手間がかかりますよね。

 だからって、「この部屋は手抜きです」と言って貸そうとしてもうまくいきそうにないですから、「この部屋は本来は芸術家向けの studio です」なんて言いながら、紹介していたのではないかと思います。

 これなら悪いイメージがないですから、不動産屋は恐らく盛んに使うようになったんじゃないでしょうか。

 ところで、studio というのを正しく発音できますか?

 ココを開いて、Enter Text と書いてあるところに studio と入力して "Say It" を押して見て下さい。

 発音は聞けましたか?

 このサイトは単語だけでなくて文も文章も読み上げてくれますから、何か適当に入力して試してみて下さい。

 発音する人も選べます(笑)

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figure 

 多義語というのもいろいろありますが、皆さんは一番いやらしい多義語ってなんだと思いますか。

 実際いろいろとあると思うのですが、私の中の一番は figure です。今回はこれを征服することを考えてみましょう。

 figure からまず頭に浮かべてもらいたいのが「フィギアスケート」です。

 スピードスケートと違って「フィギアスケート」は姿や形の美しさを競うものですね。

 というわけで、まず頭に入れて欲しい意味は「姿・形」です。

 この「姿・形」を人間に当てはめると、「体型」とか「スタイル」という意味で取れるというのは理解できますね。「ずんぐりむっくりしたスタイル」だとか「スラッと伸びたスタイル」だとかいうのは、まさに人間の「姿・形」ですね。

 この「人間の姿・形」というのは「人影」というところにもつながります。「がっしりとした大柄の男の人影を見た」なんてことがありますが、こうした「人影」というのはまさに「人間の姿・形」のことですよね。

 そして、こんな「人影」の延長線上に、「人物」の意味も出てきます。例えば political figure というと「政治家」のことです。

 すでにいろんな意味が出てきましたが、まだまだいろんな意味があります。

 今度は「人物」とは別の方向に展開してみましょう。

 「姿・形」というと、「三角形」とか「円」とかといった「図形」のことを指すこともできそうですね。

 「図形」を表すのであれば、図解した時の「図」を表すこともできるようになることは想像がつくでしょう。

 そしてこうした「図」は「挿絵」のこともありますから、「挿絵」の意味も持ちうるわけです。

 また、数を抽象的な記号で表したものが「数字」です。この発展はちょっとわかりにくいという人は、「図形」は数学に関わることだから、「数字」の意味も出てきたと考えて下さい。

 数字を3つ並べると three figures と考えることができますが、これは別の見方では3けたの数だということになりますね。このように figure は「けた」の意味にもなりえます。

 そして「数字」の意味があるとすれば、「計算」の意味が出てきてもおかしくないですね。

 「計算」の意味があるとすれば、「計算する」という動詞の意味が出てきてもいいでしょうし、「計算する」という意味から「考える」とか「思う」という意味が出てきてもいいですよね。

 「姿・形」という原点から動詞の意味を考えれば、「絵にして表す」という意味も出てきても不思議ではないでしょう。

 「はっきりとした姿・形を取る」という意味も出てくると考えると、「目立つ」とか「異彩を放つ」という意味になるのも理解できるはずです。

 というわけで、figure というのはとんでもなく大変な多義語だということになるわけです。

 大学入試レベルの意味でこの figure をもう一度整理してみましょう。

 「姿・形」→「体型」「スタイル」→「人影」→「人物」という流れがまず1つの流れです。

 また、「姿・形」→「図形」→「数字」→「計算する」→「思う」というのがもう一つの流れです。

 この2つの流れで、figure を何とかおさえてみて下さい。

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decide 

  日本語でいろいろと切るときの音をどう表現するかを考えてみると、サ行やザ行の音が入るのがかなり一般的だと思いませんか。

 たとえば、はっきりと断ち切る時に「バサッと切る」とか「スパッと切る」というような言い方をしたりしますよね。

 英語の decide の cide の部分は、実は同じような語感からできあがっているところがあるようです。

 実際の発音通りに「サイド」のような感じで発音しているとピンと来にくいかもしれませんが、敢えてローマ字読みに近づけて「シッド」のような感じで発音すると、そんな気もしてくるのではないかと思います。

 「霜をとる」ことを英語で defrost ということがありますが、decide の de とdefrost の de は少し似ているところがあって、「外す」とか「落とす」といった感じで考えて下さい。

 「霜(frost)を落とす(de)」のが defrost で、「切り(cide)落とす(de)」のが decide という感じです。


 というわけで、もやもやしているところに終止符を打って、自分の気持ちを後戻りしないと心に決めて、「バサッと切って落とす」感じの表現が decide (決断する)というわけです。

 ところで、decide には decided という派生語がありますが、これを「決められた」という感じで取ろうとすると、内容的には合わなくなりがちです。

 もやもやしたところをバッサリと切って落としてはっきりさせた感じが言葉の中心にありますから、それを感じ取るように努めてみて下さい。

 そうすると、decided attitude という表現が出てきたら、「決然とした態度」とか「はっきりとした態度」のような感じになりそうかなということがわかるでしょう。そうすると、その延長線上で decided victory のような言い方が出てきたら、「はっきりとした勝利」=「完勝」のような感じになることも掴みやすいと思います。
 
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bucket 

 「最高の人生の見つけ方」という映画の評判がとてもいいですね。私も5人くらいから絶対に見た方がいいよと勧められているので、近々見に行きたいと思っています。

 ところで「最高の人生の見つけ方」の原題は the bucket list です。

 映画の中ではこの the bucket list は「棺おけリスト」と訳されているようです。

 「自分が棺おけに入るまでになしとげること一覧」のような感じです。

 この映画では「スカイダイビングをする」とか「世界一の美女にキスをする」とかが、この bucket list には書かれているようです。

 予告編を見た感じでは、余命6ヶ月を宣告された2人の男がこの bucket list を成し遂げていく中での様々なドラマを描いたもののようですね。

 ところで、 bucket list の日本語訳が「棺おけリスト」だということからすると、 bucket には「バケツ」の意味だけでなく、「棺おけ」の意味もあるのかと思ってしまうかもしれません。

 実はそうではありません。

 kick the bucket というイディオムがもとになっている表現です。日本語で言うと「くたばる」という感じです。「死ぬ」という言葉をおどけて言っているような、そんな表現です。

 ではどうして kick the bucket が「くたばる」とか「死ぬ」といった意味なのかというと、首つりと関係するのです。

 木の枝からロープを吊り下げ、バケツをひっくり返して作った踏み台の上に死刑囚を立たせます。そして自らの足でバケツを蹴らせるのです。バケツが転がると首つり状態になるというわけです。

 こうして亡くなっていった死刑囚のことを侮蔑的に言っている言い方が元々の言い方だったようです。「くたばりやがった」という感じでしょうか。

 こうした経緯を知ると、軽々と kick the bucket とは言いにくいですよね。

 ところが英語圏では極めてポピュラーな表現です。
 
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ball 

 ball

 ball というと、「球」が頭に浮かびますが、他にどんな意味が浮かびますか。

 意外なところでは、「舞踏会」というのがあります。

 大学入試でもよく出てくる意味ですから、確実に覚えたいところですが、「球」から発想しようとしてもなかなか難しいですよね。それはそのはずで、語源が全く違うのです。

 ところで、皆さんは「白鳥の湖」「プリマドンナ」と聞いたら、何を頭に浮かべますか。

 「バレー」が頭に浮かんでくれるでしょうか。

 「バレー」は音楽に合わせて踊りを踊るものですよね。

 では、「バレー」を英語で綴るとどんな風になりますか。ballet ですが知っていましたか。

 それでは、この ballet と「舞踏会」を表す ball を見比べてみて下さい。ずいぶんと似ていますよね。両者は親類の言葉だったというわけです。

 話はちょっと飛びますが、「小冊子」のことを pamphlet といったり、くまのプーさんのお友達の子豚君のことを Piglet といったりするのは聞いたことがありますよね。

 こうした例からも想像がつくように、実は ballet の語尾についている et というのは「小さい」ということを表すものだと思っていて下さい。

 ということは ballet というのは ball + et ですから、「小さい舞踏会」というのが元々の言葉の起源だということになります。

 会場に来た人みんなが一同に踊る ball に対して、来た人の中でも限られた人だけが踊る方を ballet といったのでしょうか。

 そんなことを頭に入れておくと、ball が「舞踏会」を表すというのもそれほど抵抗なく頭にはいるのではないでしょうか。
 
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rotate 

 rotate

 rotate という「回転する」という意味の単語があります。

 ヘリコプターについているくるくる回る翼なんかのことを rotor(ローター)というのを聞いたことはありませんか。知らなかったという人も、motor で rotor を回すなんて考えると、頭に入りやすいかもしれません。

 この単語、実は roll とか roller なんかともつながりがあるんですよ。roller とrotor ですから、このつながりはなんとなく感じ取れますよね。

 では、地球儀を rotate してみることを考えましょう。今目の前にはアジア大陸が広がっているとします。地球儀を少し回転させると、ヨーロッパやアフリカが見えてきますね。さらに回転させると、アメリカ大陸が見えてくるでしょう。さらに回転させると、太平洋が広がり、日本も見えてきますね。

 では、このような地球儀のような球体をイメージして、アジア大陸の代わりに「春」が、ヨーロッパやアフリカの代わりに「夏」が、アメリカ大陸の代わりに「秋」が、太平洋の代わりに「冬」が書いてあるとしましょう。

 そうすると、春夏秋冬が順番に交代していくイメージが持てますね。

 このように rotate は「回転する」をもとにしながら、「役割が交代する」という意味でも使うことができます。

 こちらもとても大切な意味です。
 
 但し、日本人はこちらの意味の方が覚えやすいかもしれません。

 というのは rotate の名詞形は rotation(ローテーション)だからです。

 これはすでに日本語になっていますよね。

 ですから、rotation のイメージをもとにして、rotate の「回転する」の意味を覚えるという手もあります。

 rotate の意味はしっかり頭に入りましたか。
 
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