derive 

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derive

 「脱線する」をderail(ディレイル)といいます。derailはde+railで、「レールから外れる」という感じからできています。つまりdeには「外れる」とか「外へ」という意味があるということになります。

 derive(ディライブ)のdeも同様で「外へ」というような意味合いがあります。deriveのriveはriver(リバー)、つまり「川」のことですから、deriveに対しては用水路を作って川から水を外へ引っぱってきていると考えてみてください。その引っぱってきた水は元の川から「由来する」ものだといえますが、この「由来する」がderiveの意味です。すなわち、「derive=de(外へ)+rive(川)=元の川から引っぱり出してきている」という感じです。derive from Aで「Aから引水する」→「Aから由来する」と発想してください。例えば、derive from Latinだと「ラテン語から引水する」→「ラテン語から由来する」ということになります。

 「金融派生商品」のことをderivative(デリバティブ)といいますが、derivativeは「由来物」→「派生物」の意味合いです。実は微分の「導関数」のこともderivativeといいますが、これも元の関数から「派生したもの」だと言えるでしょう。(なお、「金融派生商品」というのは、実物的な商品から派生してできた金融商品のことです。例えば株式は実物的な商品だとも言えますが、株価指数は単に株式の平均値を表すだけであって、本来的には商品ではないですね。しかしながら、将来のある時点で株価指数がいくつになるかというのは、強気の見方と弱気の見方がぶつかりあうことで商品的に取引可能となります。このように、本来的には商品ではないけれども、商品的に取引可能となる金融商品のことを「金融派生商品」と言います。)

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area 

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area

 「areaの意味はわかりますか?」と尋ねたとしたら、「バカにするな」と怒られそうです。「areaの意味は「エリア」とか「領域」だろ」っていう答えが返ってくると思いますし、もちろんそれでも正解です。 no-smoking areaであれば「禁煙エリア」ですし、storage areaであれば「保管区域」とか「記憶領域」ですし、problem areaであれば「問題領域」です。でも「エリア」とか「領域」だけではちょっと足りない場合もあるのです。

 What’s the area of this park? はどういう意味だと思いますか。「この公園のエリアは何ですか」→「この公園はどの地区に属していますか?」のように考えたくなるかもしれませんが、そういう意味ではありません。「この公園の面積はどれだけですか」という意味です。つまり、areaには「面積」の意味合いもあるわけです。

 これは「領域」の意味合いが「領域の広さ」=「面積」の意味合いに拡張されて使われるようになっていると考えればよいかと思います。例えば数学の問題で「2つの曲線で囲まれた部分の領域を求めよ」となっていたら、それは「2つの曲線で囲まれた部分の領域の広さを求めよ」という意味で捉えられますよね。そんなイメージでよいかと思います。

 慣れるために、以下の意味を言ってみてください。
 ① calculate the area of the triangle
 ② estimate the area of the circle
 ③ equal to the area of the region

 ①が「その三角形の面積を計算する」、②が「その円の面積を見積もる」、③が「その地域の面積に等しい」ですね。

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cricket 

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cricket

 cricketには大別して2つの意味があります。1つは「コオロギ」の意味で、もう1つは「クリケット」(野球の元になったスポーツで、主にイギリスと大英帝国の植民地だったところで広がったもの)の意味です。

 「クリケット」の意味と「コオロギ」の意味では語源が違っており、「コオロギ」の意味は鳴き声に由来するようです。そう言われてみると、「クリックリッ」のように聞こえないわけでもありませんね。「コオロギ」の鳴き声を忘れちゃったという人は、以下から確認して、無理やりにでも「クリックリッ」のように聞こえると思って、「cricket=コオロギ」を頭に入れてしまいましょう。



 なおbush cricketというと「キリギリス」、mole cricketというと「オケラ」です。これらについても「茂みにいることが多くて「クリックリッ」のように鳴く虫がbush cricket(キリギリス)、モグラ(mole)のように土の中に潜ることが多くて、「クリックリッ」のように鳴く虫がmole cricket(オケラ)だと理解すればよいでしょう。

 もう一つの意味の「クリケット」の方は「松葉杖」の意味を表すcrutchと語源が共通するのではないかと言われています。クリケットのバットは野球のバットとは違って板状のものなのですが、その見た目が杖っぽいところからこの名前がついたのでしょうか。それとも、野球のベースに相当するものが杖のように立てられていることからこの名前がついたのでしょうか。そのあたりは語源辞典を読んでもよくわからないですが、いずれにせよ「杖」的なところからこの名前になったようです。「crutch=松葉杖」を知らなかった人は、cricketを頼りに覚えてしまいたいものです。以下の画像を見ながら、「杖かぁ〜」と思いつつ、頭の中に入れてみてください。

クリケットのバット

クリケットのベース

クリケット

 さて、「クリケット」はイギリスにおいては紳士のスポーツとされ、そこからcricketに「フェアプレイ」の意味が付加されるようになりました。そこからnot cricketが「公正でない」「適正でない」という意味で使われることがあります。play cricketは文字どおり捉えれば「クリケットをやる」ということですが、時には「公明正大にふるまう」という意味になる場合もあります。これらは少し古い表現のようではありますが、頭の片隅に入れておいても損はないかと思います。

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persona 

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persona

 persona(パソウナ)は無理してカタカナ読みをすると「ペルソナ」になるように、演劇で役者が身につける「仮面」の意味がもともとのものです。それが転じて「(装っている)人格・役割」の意味でよく使います。外見上見せたいと願う「外面」の意味にもなります。cheerful personaならば「(表向きは)明るい人格・外面」ですし、humble personaならば「(表向きは)控え目な人格・外面」です。

 日本語で「仮面」というと「仮面夫婦」のように感情が希薄なものをイメージしがちですが、英語のpersonaは「外面的に示された特徴」を表すものとして意識しているというのは重大な違いではないかと思います。ここをよく意識しておきたいところです。

 personもこのpersonaから分かれてきた語で、「(役柄的な特徴を持った)人」のことを本来は意味します。現代では単に「個人」「人」の意味合いでも使いますが、LONGMANの英英辞典の定義の1番目には”a human being, especially considered as someone with their own particular character”と書かれています。「(役柄的な特徴を持った)人」という感じが近いニュアンス的に近いことがわかるでしょう。

 personalityが「個性」「人格」であるのも、personが「(役柄的な特徴を持った)人」であると理解すれば、その派生語としてイメージがつけやすくなるのではないかと思います。LONGMANの英英辞典の定義の1番目には”someone's character, especially the way they behave towards other people”となっており、やはり「外面」を意識した「個性」「人格」の意味だと理解できます。

 personable(パーソナブル)は「魅力的で愛想がいい」という意味になりますが、これも「person(外面)+able(できる)」→「外面をうまくできる」→「魅力的で愛想がいい」のような発想だと理解すればわかりやすいかと思います。

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arrest 

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arrest

 arrestは「逮捕(する)」という意味でよく使いますね。false arrestとかwrongful arrestだと「不法逮捕」ですし、arrest warrant だと「逮捕の許可証」→「逮捕令状」です。ではcitizen's arrestの意味は想像つくでしょうか。「市民の逮捕」→「市民を逮捕すること」のように捉えてしまうかもしれませんが、そういう意味ではありません。「市民が逮捕すること」→「犯罪者を市民が捕まえて警察に連れ出すこと」です。

 arrestは語源的には「at(〜へ向かって)+rest(休み)」→「停止状態にする」という感じで成り立っています。「逮捕」の意味も、「犯人を捕らえて動けないようにすること」のようにとらえると理解しやすいでしょう。house arrestだと「自宅監禁」「自宅軟禁」の意味になりますが、「家にいて動けないようにすること」という意味合いで理解すればよいわけです。

 cardiac arrestだと「心停止」「心不全」の意味ですが、これもarrestの語源的な意味合いが「停止状態にする」という感じであることを捉えれば、理解しやすいのではないでしょうか。

 では arrest the spread of the virus だとどういう意味でしょうか。「ウィルスの蔓延を止める」の意味になるのはわかるでしょうか。

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detach 

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detach

detach(ディタッチ)という、ちょっと難しめの単語があります。意味としてはまず「切り離す」を頭に入れたい単語です。このdetachは語源から覚えると覚えやすい単語で、「de(外れる)+tach(タッチ)」→「タッチしているところから離れる」→「切り離す」だと思えばよいです。「くっつける」意味のattach(アタッチ)と真逆だと思ってもいいでしょう。attachは「ad(向かう)+tach(タッチ)」がもとのイメージですから、まさにattachとdetachは真逆のイメージというわけです。

 具体的な使い方を見てみましょう。detach the hood from the jacketだと「ジャケットからフードを取り外す」ですし、detach the lamp from the bracketだと「取付金具から電球を取り外す」です。このように、detach A from Bで「BからAを切り離す」という使い方をよくします。

 では、detach oneself from the groupだとどういう意味でしょうか。「自分自身をそのグループから切り離す」→「そのグループから距離を置く」です。このような感じで「距離を置く」とか「離れる」という意味合いでもdetachは使えます。

 detachの名詞形はdetachment(ディタッチメント)です。意味は当然「切り離し」をベースに考えればよいのですが、「切り離し」とか「分離」といった意味よりも「無関心」とか「客観」とか「超然」という意味のほうがよく使われるように思います。つまり、detach oneself from 〜に見られるような、心理的に「距離を置く」意味合いでの使い方がこちらでは優勢という気がします。心理的に距離を置いて「無関心」になり、心理的に距離を置いて「客観」的立場に立ち、心理的に距離を置いて「超然」としているというイメージで捉えたいものです。

 attachの反意語としてまず「detach=取り外す」を抑え、この延長線上で「detach=距離を置く」イメージを持てるようにし、detachmentはその名詞形として「無関心」「客観」「超然」あたりをベースに考えられるようになりたいものです。

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surgical 

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surgical

 surgical(サージカル)というのは「外科」の意味のsurgeon(サージョン)の形容詞形で、「外科の」という意味です。surgical instrumentだと「外科の器具」→「手術道具」ですし、surgical giantだと「外科の巨人」→「名外科医」のことです。

 ではsurgical spiritだとどういう意味だと思いますか?「外科魂」だと思いたくなりますが、そうではない意味でよく使います。なお、この場合のspiritは「アルコール」の意味です。死んだら霊魂が身体から抜けていくのとアルコールが蒸発するのを同じように捉えたことから、spiritがアルコールの意味で使われるようになりました。複数形のspiritsにすることで、「アルコール」の意味合いであることを明確にすることもよくやりますが、spiritのままの場合もあります。

 ちょっと脱線しましたが、surgical spiritは実は「消毒用のアルコール」(イギリス英語)のことです。「傷口用のアルコール」→「外科のアルコール」というイメージで考えればわかりやすいでしょうか。なお、surgical spiritはアメリカではrubbing alcoholと言います。こちらは「こすって使うアルコール」のイメージで考えればよいですね。

 ではsurgical strikeだとどういう意味だと思いますか。直訳して「外科的な打撃」と言っても、なかなか想像しづらいですね。実はsurgicalには「(外科で要求されるように)極めて精度が高い」という意味があるのです。ですので、surgical strikeは「極めて高い精度の打撃」→「ピンポイント攻撃」です。

 この「極めて高い精度の」という意味のsurgicalは時事英語では時々見かけますので、これを機会に覚えてみてください。

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autopsy 

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autopsy

 optical(オプティカル)という単語を知っていますか。「視覚の」とか「光学の」といった意味で、「目」とか目に飛び込んでくる「光」とかと関係する形容詞です。optical illusionだと「視覚の幻覚」→「錯覚」だし、optical diskだと「光学のディスク」→「光ディスク」だし、optical fiberだと「光ファイバー」のことです。

 「楽観主義者」を表すoptimist(オプティミスト)とは本当は語源が違うのですが、optimistのことを「ものごとに明るい光を当てて見ようとする人」→「楽観主義者」のように考えて、あたかも同一語源のように考えると、opticalの意味も頭に入りやすいかもしれません。整理すると、以下のようになります。

 optimist=「ものごとに明るい光を当てて見ようとする人」→「楽観主義者」
 optical=「視覚の」「光学の」
 optical illusion=「視覚の幻覚」→「錯覚」
 optical disk=「光学のディスク」→「光ディスク」
 optical fiber=「光ファイバー」

 なお、視力などの検査を行って、お客さんに合ったメガネを作ってくれる「眼鏡技師」のことをoptician(オプティシャン)、「視力測定装置」のことをoptometer(オプトミター)、「視力検査」のことをoptometry(オプトメトリ)と言ったりするのも、ついでに頭のなかに入れておきたいものです。

 optician=「眼鏡技師」
 optometer=「視力測定装置」
 optometry=「視力検査」

ところで、「検死」を意味するautopsy(オートプスィー)という単語があります。一見ではopticalなんかとは全然つながりがなさそうですが、実はつながりがあるのです。autopsyはauto+opsyからできている単語で、oのところが重なっているのです。「auto(自ら動いて)+opsy(見る)」→「報告などを鵜呑みにしないで、自らの目で見て確かめる」→「検死」のようにできている単語だったというわけです。

 autopsyの単語の成り立ちと意味がわかったのであれば、うれしいです。

 autopsy=「auto(自ら動いて)+opsy(見る)」→「報告などを鵜呑みにしないで、自らの目で見て確かめる」→「検死」ですね。

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portfolio 

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「ミリメートル」が「1,000分の1メートル」、「ミリリットル」が「1,000分の1リットル」のことだというのは大丈夫ですよね。このように「ミリ」は「1,000分の1」とか「1000」のことを意味します。「1,000分の1」と「1,000」ではまるで逆ではないかと言いたくなりますが、英語とかではこういうことはよくあります。「100年」のことを「センチュリー」と呼ぶ一方で、「100分の1ドル」を「1セント」と呼ぶのも、「セント」が「100」と「100分の1」の両方の意味を持っていることを表しています。

ミルフィーユ

さて、画像のお菓子のことを「ミルフィーユ」というのは知っていますよね。「ミルフィーユ」の「ミル」は「ミリメートル」の「ミリ」と語源が共通で1,000のことを表し、「フィーユ」は「葉っぱ」のことを表します。ミルフィーユを特徴づけるパイ生地が、葉っぱが何枚も重なっているように見えることから、「1,000枚の葉っぱ」→「ミルフィーユ」と名付けられたわけです。

ところで、会社などが保有する様々な有価証券類すべてのことをportfolio(ポートフォリオ)と言います。もちろん金融用語ですが、「国債を中心としたポートフォリオ」とか「株式を中心としたポートフォリオ」のような言い方は時々耳にすることがあるかと思います。あの「ポートフォリオ」の「フォリオ」は「ミルフィーユ」の「フィーユ」と語源が共通していて、「紙」のことを意味します。紙が重なっているのを葉っぱが重なっているのとイメージ的につないでいる表現です。

portfolio(ポートフォリオ)の「ポート」はportable(持ち運びできる)の「ポート」と同じで、「運ぶ」です。実はportfolioは「紙類を運ぶために使うかばん」の意味がもとなのです。「紙ばさみ」と言ってもよいですし、「書類かばん」と言ってもよいでしょう。このイメージから、「写真集」とか「作品集」の意味合いで使うこともあります。そしてこれを「運用する有価証券類をまとめたもの」というイメージで取ったのが、金融用語としてのportfolioであったというわけです。

そしてこのportfolioには意外な使い方として、「大臣職」の意味で使う場合もあります。ただこれも「書類を束ねる」イメージから連想すれば、想像がつくのではないかと思います。

「ミルフィーユ」→「千枚の葉っぱ」→「portfolio(紙類を運ぶもの)」のイメージをもとに、portfolioに①「紙ばさみ」「書類かばん」②「写真集」「作品集」③「保有する様々な有価証券類すべて」④「大臣職」の意味があるのを押さえておきたいものです。

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margarine 

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margarine

「マーガレット」というと、真ん中が黄色で真っ白い花弁を広げた花が頭に浮かぶかと思います。あの「マーガレット」は英語ではmargueriteと綴りますが、この語源は「真珠」の意味合いです。「マーガレット」の花が白く美しく咲く様を真珠に例えたものでしょう。(なお、margueriteの実際の発音はマーガリートに近い。)

「マーガレット」というと女性の名前が浮かぶ人も多いと思います。こちらの「マーガレット」はMargaretで、愛称としてはMaggieとかMegとかと呼ばれることも多いのも知っておいて損はないかと思います。花のmargueriteとは綴りも発音も少し違いますが、語源は同じです。つまり、真珠のように美しく輝く女性になってもらいたいという親の願いからつけられたものなのでしょう。

英語の女性の名前のMargaret(マーガレット)は、スペインではMargarita(マルガリータ)、イタリアではMargherita(マルゲリータ)になります。かつてのイタリアにこのMargheritaという名前の王妃がいました。イタリア国旗と同様の、緑(バジリコ)、白(モツァレラチーズ)、赤(トマトソース)からなるピザをナポリのピザ職人が作って王妃に振る舞ったところ、王妃がたいそう気に入り、このピザに自分の名前のMargheritaを冠したのが、「マルゲリータ・ピザ」の始まりだそうです。私はモツァレラチーズの白い色を真珠に例えたものかなと以前は勝手に思っていましたが、これは間違っていたようです。

さて、「マーガリン」(margarine - 英語の発音的には「マージャリン」の方が近い)も「マーガレット」に似ていますが、実はこれも語源が同じです。つまり、margarineも語源的には「真珠」の意味合いだということになります。

「マーガリン」が発明されたのはフランスで、1869年のことでした。当時のフランスはナポレオン三世が君臨していた時代です。ナポレオン三世は常備軍の兵士の食料事情を向上させようと、当時入手が困難で高価であったバターの代用品の懸賞募集を行いました。そこで出てきた発明品が「マーガリン」だったわけです。

こうして生み出された「マーガリン」は、実は真っ白でした。その鮮やかに白く輝く様を真珠に例えてmargarineと呼ばれるようになったわけです。その後、真っ白よりもバターに似せて黄色にした方が好まれたことから着色されるようになり、今のような黄色い「マーガリン」になりました。

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