tight 

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tight

 tight は「きつい」とか「堅い」という意味であるのはご存知だと思いますが、この意味の延長で「しっかり固定した」とか「きつくて開けにくい」といった意味になることもあります。The lid is tight. だと「そのふたはきつい」→「そのふたはきつくて開けにくい」という感じです。

 では watertight だとどういう意味になるか、想像はつくでしょうか。watertight は「きつくて水を通さない」→「防水性の」という意味です。「水が入ってこない」という意味でもちろん使えますが、「中に入っている水を外に漏らさない」という意味でも使えます。watertight roof だと「防水性の屋根」で、この場合には「外から降ってくる雨水を弾いて中に入れない」というような意味合いでしょうが、watertihgt container だと、「外から水がかかっても容器の中のものは水に濡れない」という意味合いに加えて、「容器内に水分を入れても外に漏れ出ることがない」というイメージで使っていることも多いです。

 このように「漏らさない」系の意味合いを表すのに tight を使うことがままあります。例えば gastight pipe だと「ガス漏れをしないパイプ」だし、airtight house だと「空気を漏らさない家」→「高気密性の家」(空気が漏れ出なくて断熱性能の高い家)だし、lighttight curtain だと「光を漏らさないカーテン」→「遮光カーテン」です。同様に、steamtight だと「蒸気を漏らさない」だし、oiltight だと「油を漏らさない」です。

 では watertight alibi だとどういう意味になりそうか、イメージは湧くでしょうか?「水も漏らさないアリバイ」→「完璧なアリバイ」です。ちなみに airtight alibi でも「空気も漏らさないアリバイ」→「完璧なアリバイ」です。watertight であれ、airtight であれ、「疑いが漏れ出る余地がない」というイメージで捉えていると考えればよいでしょう。つまり「疑い」部分を水や空気に例えているような表現です。

 こんな感じで tight のイメージの幅を広げておくのも役立つかと思います。

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table 

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table

 tableには「食卓」のイメージが強いかなと思いますが、必ずしも「食卓」だけをイメージするわけではありません。例えばbilliard tableと言えば「ビリヤード台」のことですし、ping-pong tableだと「卓球台」のことですし、poker tableと言えばカジノなんかにありそうな「ポーカーをするのに使う台」のことです。つまり、脚がある平らな台であれば、食卓でなくてもtableを用いることは多いです。

 dressing tableというと「鏡台」のことです。日本語の「鏡台」は元々は「鏡を乗せた平らな台」の意味だったのでしょうが、現実には台の部分がほとんどないような縦型の鏡台でも「鏡台」と言いますよね。dressing tableも同じような発想で、台の部分がほとんどないような縦型のものでも使うことができます。ですので、このあたりは日本語と同じと思えばいいです。

 dressing tableを例外的に考えれば、一般にtableは長方形のフラットな台をイメージします。そしてこの長方形のイメージが縦横にデータが並んでいる「表」のイメージでも使われるようになりました。table of stock pricesだと「株価一覧表」ですし、table of random numbersだと「乱数表」ですし、times tableだと「掛け算表」→「九九の表」(実際には12×12までの一覧表であることが多い)です。

 negotiating tableだと「交渉のテーブル」→「交渉の場」です。このtableのイメージを持つと、on the tableが「テーブルの上で」→「検討中で」という意味合いになると言われても、違和感は少ないかと思います。そしてそれはさらに「検討中で」→「先送りされて」「棚上げにされて」という意味合いを持つことがあります。

 tableは動詞で使うこともあります。table a proposalだと「提案をテーブルに乗せる」→「提案を検討する」ですし、table an issueだと「問題をテーブルに乗せる」→「問題を審議する」です。もっとも、これらについても、「提案をテーブルに乗せる」→「提案を棚上げする」とか、「問題をテーブルに乗せる」→「問題を先送りする」という意味合いで使うこともあります。イギリスでは「審議する」意味合いで使うことが多いのに対して、アメリカでは「棚上げする」意味合いで使うことが多いようですが、そんな細かいことを気にするよりは2通りの解釈が成り立つことをまずは頭に入れておきたいものです。

 上記のような感じでtableについて一度整理しておくのもよいかなと思います。

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retrieve 

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retrieve

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

では、戌年にちなんだ話題を一つ。

ゴールデン・レトリバー(golden retriever)という金色の毛並みを持つ、カッコいい大型犬がいますね。このgolden retrieverは大変賢いことでも知られています。

例えば、ハンターが遠くから湖の上を飛ぶ鳥を撃ち落としたとします。この時に湖面が水草で覆われていても、golden retrieverはどこに獲物が落ちたかを見つけ出し、泳いで行って口に咥えてハンターのもとまで持ち帰って来るという離れ業ができるのです。すごいですね。

そしてまさにこの芸当からこのgolden retrieverという名前が付きました。golden retrieverというのは直訳すると「金色の回収屋」で、retrieve(レトリーブ)は「回収する」という動詞です。

つまり、retrieveが「回収する」で、retrieverが「回収屋」です。

こんなエピソードを1つ知っていると、retrieveが「回収する」の意味であるのをすっと頭の中に入れることができますね。

 本年もよろしくお願い致します。

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drill 

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drill

 drillと聞いて穴をあける「ドリル」は頭に浮かぶでしょうか。壁に穴を開けたりする電動ドリルは「ウィーン」という感じですが、道路工事で使うのは「ドリドリ」って感じですよね。なので、「ドリドリ」って穴をあけるのがdrillだと思えばよいです。穴あけの機械(名詞)も穴をあける動作(動詞)も、どちらもdrillで表せます。

 このdrillはもともとは錐もみで穴をあけることをイメージしたものです。錐もみで穴をあけようとすると、同じ動作を何度も何度も繰り返すことになりますね。そこから「計算ドリル」のような「反復練習」という意味合いも出てきました。「反復練習させる」という動詞の意味もあります。

 この「反復練習」とか「訓練」という意味合いのdrill(ドリル)は、日本語では「計算ドリル」とか「漢字ドリル」といった使い方ばかりが頭に浮かびますが、英語だともっと使う領域が広いです。例えばfire drillというと「火事の訓練」→「消防訓練」ですし、emergency drillだと「緊急時訓練」→「避難訓練」ですし、rifle drillだと「ライフル訓練」→「(ライフルを使った)射撃訓練」です。rifle drillに見られるような「軍事訓練」の意味合いを持つことが意外と多いので、ちょっと意識しておいてください。joint military drill between the U.S. and Japanだと「日米合同軍事訓練」です。このイメージからの派生として「しごいて叩き込む」という意味合いも持つことがあります。

 そしてさらにこの延長線で「教え込まれるべき、正しい方法」という意味合いもあります。She didn't know the drill.だと、「彼女は正しいやり方を知らなかったんだ」という感じです。

 また厳しい軍事訓練のイメージとつなげて、「厚手の頑丈な布」の意味のdrillも押さえられるかなと思います。

さらに、一列に種を植えていく種蒔きの機械のこともdrillと言います。種を植えるために穴をあけていくことや、繰り返し同じ動作を行うイメージが浮かべば、この機械をdrillと呼ぶと言われても、抵抗は少ないかと思います。なお、植えられた種の列のこともdrillと言います。
 
 では、drillの意味について復習しておきましょう。

 drill 「錐もみで穴をあける」
     → 穴をあける、穴あけの機械
     → 反復練習、反復練習させる → 訓練
       → 軍事訓練 → しつこく叩き込む → 教え込まれるべき正しい方法
          → 厚手の頑丈な布
       → 一列に種を植えていく種蒔きの機械 → 植えられた種の列

 まずは「穴あけ」「反復練習」「軍事訓練」の3つをしっかりと頭にいれて、そこから徐々に広げて覚えていきたいものです。

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floor 

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floor

floorの意味はもちろん「床」ですが、そこから発展して思いがけない意味になることがあります。

 例えば、factory floorは直訳的には「工場の床」ですが、ここから意味が転じて「工場で生産を行なっている現場」とか、さらに「工場の現場で働く労働者たち」という意味になる場合があります。この場合のfloorには「メインの場所」とか「メインの場所を支える人たち」のような意味合いが込められているところに着目しておいてください。こういうイメージでfloorを使うことがよくあります。

 では、国会でfloorが出てきた場合、それはどんな意味になりえそうでしょうか。「メインの場所」=「議場」を意味したり、「メインの場所を支える人たち」=「議員たち」のことを言う場合もあると言われても、理解できるかと思います。

 ではミーティングの場でhave the floorという話が出てきたら、どういう意味になりそうでしょうか。ミーティングにおいて発言している間は他の人はその一人の人の話を聞く立場に回るわけですから、その発言者がある意味ではその場を支配しているということになりますね。そういうイメージを頭に置くと、「メインの場所を持つ」→「発言の機会を持つ」という感じになると言われても、納得できるのではないでしょうか。

 英和辞典でfloorを調べると「発言権」という意味が載っていますので、確かにhave the floorで「発言権を持つ」だということになりますが、ではなぜfloorに「発言権」という意味が出てきたのかというところは英和辞典ではわからないですね。そこにこういう流れを意識することができると、納得度がぐんと上がるのではないかと思います。

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spirits 

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spirits

 ドイツ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンといった国々では、ジャガイモを主原料とする蒸留酒をAuavit(アクアビット 綴りはぞれぞれの国で若干違う)と呼びます。これはラテン語のAqua Vitae(アクアビタエ)から来ています。aqua(アクア)が「水」、vitae(ビタエ)が「命」のことを指し、「命の水」という意味です。aqua(アクア)が「水」であるのは、アクエリアスとかアクアリウムとかからイメージできるでしょうか。vitae(ビタエ)が「命」であるのは「バイタリティ」とか「ビタミン」とかからイメージしてもらえたらと思います。

 ところで、ロシアを代表する蒸留酒のウォッカは元々はZhiznennia Voda(ズィズネーニャ・ワダ)と言いました。Zhiznennia(ズィズネーニャ)が「命の」で、Voda(ワダ)が「水」です。Voda(ワダ)が「水」であるのは、waterが「水」であるのと繋がっています。Zhiznennia Voda(ズィズネーニャ・ワダ)とちゃんと言うのはちょっと長いためにVoda(ワダ)だけになり、それがやがてVoda(ワダ)の愛称のVodka(ウォッカ)になったものです。「愛称」というのは、例えば「あゆみ」を「あゆみっち」と言うような感じだと思ってくれればと思います。Vodkaのkaの部分が「あゆみっち」の「っち」にあたると考えればよいです。

 そうすると、Auavit(アクアビット)もVodka(ウォッカ)も発想は同じで、「命の水」ということになりますね。ついでに言えば、やはり蒸留酒のWhisky(ウィスキー)も語源的には「命の水」の意味です。ではどうして「蒸留酒」のことを「命の水」と呼ぶのでしょうか。

 昔の人は蒸留酒と魂との間に切り離せない関係があると考えていたようです。アルコール度の高い蒸留酒を飲むと精神の変容がすぐに起きます。普通のお酒でも精神の変容はありますが、蒸留酒だと速度がまるっきり違うわけで、精神との関わりでより純度の高いものをイメージしていたと思われます。神の精神が自分の体に宿ったように感じた人も多かったでしょう。また、こぼすと死んだ時に霊魂が抜け出して行くのをイメージさせるように素早く乾いていきます。アルコールは水と比べると沸点が低いので、常温でも乾きが速いわけです。このようなところから、蒸留酒に霊魂と直接繋がるイメージを古代の人たちは持ったようです。

 「精神」を表すspiritにつながるイメージで「蒸留酒」をspiritsと呼ぶのは、こうした蒸留酒と魂(精神)との関わりゆえのことだというのも、知っておいて損ではないかもしれません。

 なお、Whisky(ウィスキー)もVodka(ウォッカ)と似ていて、「ウィスク・ベーハー」の「ウィスク」が変形してできたものです。そしてこの「ウィスク」は「濡れた」を表すwetとかwaterとつながりがあって「水」のことを言っているので、この点でもVodka(ウォッカ)と成り立ちが似ています。なお、「ウィスク・ベーハー」はラテン語のAqua Vitaeの直訳として英語(英語の中でも一番古いと言っていいゲール語)の中に入ってきたものです。

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notwithstanding 

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notwithstanding

 withstandは「持ちこたえる」という意味ですが、この意味を理解するにはwithという前置詞のことをよく知る必要があります。

 現代的な用法ではwithは「〜と一緒に」という意味ですが、もともとのwithの意味合いは「〜と対決して」というような、対立的なニュアンスでした。こうした古典的な対立的なニュアンスは現代英語にも一部は残っていて、例えば「彼に腹を立てて」という場合のangry with himとか、「敵と戦う」という場合のfight with the enemyといった使い方にその名残を見ることができます。

 withstandに使われているwithもこの古典的なwithのニュアンスを残していて、「対決して(with)立っている(stand)」と考えると、イメージが湧きやすくなると思います。例えばwithstand hardshipsだと「困難と対決して立っている」→「困難に負けずに持ちこたえる」ですし、withstand the pressureだと「その圧力と対決して立っている」→「その圧力に屈することなく持ちこたえる」です。

 では、notwithstandingが「〜にも関わらず」という前置詞として使えるのはどう理解すればよいでしょうか。やや難しいかと思いますが、「(対決して立っているようにみえながら)対決できる力を持って立って(withstanding)はおらず(not)」→「〜にも関わらず」のように出来上がっていると考えてもらいたいです。例えばnotwithstanding their disapprovalだと「彼らの不賛成は(対決して立っているように見えながら、)対決できる力を持って(with)立っては(stand)おらず(not)」→「彼らの不賛成にも関わらず」です。不賛成の人がいれば成立する見込みは下がるはずですが、彼らが不賛成でも成立を阻止することができなかったということはありえますよね。この時にnotwithstanding their disapproval(彼らの不賛成が(成立に)対決する力を持って立っておらず)という表現を使うわけです。

 なお、時にはtheir disapproval notwithstandingという語順もあり、こちらでも同じ意味になります。こうなると、notwithstandingは「前置詞」ではなくて「後置詞」ではないかと言いたくなりますが、意味合い的にはtheir disapproval(彼らの不賛成)はnotwithstanding(立っていない)に対して主語的な役割であって、目的語的な役割ではないので、位置としてはこちらの方(notwithstandingよりも前の方)が筋が通っているとも言えるでしょう。文法に詳しい人だと、主語の残った分詞構文(独立分詞構文)の一種(weather permittingなどの仲間)だと考えると、納得しやすいかなとも思います。

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commit 

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commit

 今回はわかりにくい多義語のcommitを扱います。

 メルマガで一度扱ったことのある単語ですが、字数の関係で深くは扱っていませんでしたので、今回はその点を補います。
http://archives.mag2.com/0000235819/20160721070000000.html

 まずはcommitの語源から見てみましょう。

 mission(ミッション)といえば「派遣団」ですが、このmissionのmitとcommit(コミット)のmitは語源が同じで、「送る」というイメージです。commitのcomはcompleteのcomと同じで「完全」ですので、commitはcom(完全)+mit(送る)→「完全に送り込む」「完全に引き渡す」が元のイメージだということになります。

 この「完全に送り込む」「完全に引き渡す」という元のイメージとほとんど変わらない使い方は現在でもあります。例えば、commit him to prisonだと「彼を刑務所に送り込む」ですし、commit her to the hospitalだと「彼女をその病院に送り込む」です。commit the paper to the fireだと「その書類を火へと送り込む」→「その書類を焼却する」です。

 ではここから少しずつ応用に入ってみましょう。commit oneself to the movementだとどういう意味だと思いますか。「自分の身をその運動へと送り込む」→「その運動に身を投じる」ですね。commit oneself to taking responsibilityだとどういう意味だと思いますか。「自分自身を責任を負うところへと送り込む」→「自分が責任を負うと約束する」とか「自分が責任を負うと明言する」ですね。commit everything to memoryだとどういう意味になりそうでしょうか。「全てを記憶に送り込む」→「全てを記憶する」ですね。commit everything to himだとどういう意味になりそうでしょうか。「全てを彼に送り込む」(全てを彼に引き渡す)→「全てを彼に委ねる」です。

 「(いけないことを)する」のにもcommitはよく使われます。例えばcommit a crimeだと「犯罪を犯す」という意味になります。これはどう考えれば良いでしょうか。これは実はcommit a crime to oneselfのto oneselfの省略だったと考えてください。commit a crime to oneselfであれば「犯罪を自分の身に送り込む」→「自ら犯罪を犯す」になりますね。

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derive 

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derive

 「脱線する」をderail(ディレイル)といいます。derailはde+railで、「レールから外れる」という感じからできています。つまりdeには「外れる」とか「外へ」という意味があるということになります。

 derive(ディライブ)のdeも同様で「外へ」というような意味合いがあります。deriveのriveはriver(リバー)、つまり「川」のことですから、deriveに対しては用水路を作って川から水を外へ引っぱってきていると考えてみてください。その引っぱってきた水は元の川から「由来する」ものだといえますが、この「由来する」がderiveの意味です。すなわち、「derive=de(外へ)+rive(川)=元の川から引っぱり出してきている」という感じです。derive from Aで「Aから引水する」→「Aから由来する」と発想してください。例えば、derive from Latinだと「ラテン語から引水する」→「ラテン語から由来する」ということになります。

 「金融派生商品」のことをderivative(デリバティブ)といいますが、derivativeは「由来物」→「派生物」の意味合いです。実は微分の「導関数」のこともderivativeといいますが、これも元の関数から「派生したもの」だと言えるでしょう。(なお、「金融派生商品」というのは、実物的な商品から派生してできた金融商品のことです。例えば株式は実物的な商品だとも言えますが、株価指数は単に株式の平均値を表すだけであって、本来的には商品ではないですね。しかしながら、将来のある時点で株価指数がいくつになるかというのは、強気の見方と弱気の見方がぶつかりあうことで商品的に取引可能となります。このように、本来的には商品ではないけれども、商品的に取引可能となる金融商品のことを「金融派生商品」と言います。)

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area 

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area

 「areaの意味はわかりますか?」と尋ねたとしたら、「バカにするな」と怒られそうです。「areaの意味は「エリア」とか「領域」だろ」っていう答えが返ってくると思いますし、もちろんそれでも正解です。 no-smoking areaであれば「禁煙エリア」ですし、storage areaであれば「保管区域」とか「記憶領域」ですし、problem areaであれば「問題領域」です。でも「エリア」とか「領域」だけではちょっと足りない場合もあるのです。

 What’s the area of this park? はどういう意味だと思いますか。「この公園のエリアは何ですか」→「この公園はどの地区に属していますか?」のように考えたくなるかもしれませんが、そういう意味ではありません。「この公園の面積はどれだけですか」という意味です。つまり、areaには「面積」の意味合いもあるわけです。

 これは「領域」の意味合いが「領域の広さ」=「面積」の意味合いに拡張されて使われるようになっていると考えればよいかと思います。例えば数学の問題で「2つの曲線で囲まれた部分の領域を求めよ」となっていたら、それは「2つの曲線で囲まれた部分の領域の広さを求めよ」という意味で捉えられますよね。そんなイメージでよいかと思います。

 慣れるために、以下の意味を言ってみてください。
 ① calculate the area of the triangle
 ② estimate the area of the circle
 ③ equal to the area of the region

 ①が「その三角形の面積を計算する」、②が「その円の面積を見積もる」、③が「その地域の面積に等しい」ですね。

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