large と big
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large と big は、ともに「大きい」という意味ですが、微妙にニュアンスが違う言葉です。
そのニュアンスの違いってわかりますか?
large は客観的で、冷静な感じがする言葉です。日本語の「大きい」に近い感じです。
これに対して big は主観的な感じのする言葉です。日本語の「でっかい」に近い感じです。
「大きい塔」というと冷静に客観的に言っている感じがしますが、「でっかい塔」というと、感情が入って主観的に言っている感じがしますよね。
服のサイズの L サイズの L は、当然 large から来ていますが、これを big といわない理由もわかりますよね。服の大きさを客観的に「大きい」「普通」「小さい」に分けたうちの「大きい」にあたるものだと考えればよいわけです。
そして large は客観的な大きさが当てはまるものにしか使わないわけですから、面積や体積のように大きさが客観的に捉えられることにしか使えないわけです。
これに対して big は、主観的に大きいと感じられれば使うことができますから、必ずしも面積とか体積に限る必要はありません。
例えば、体は小さくてもとっても存在感のある男の人がいれば、その人を a big man と表現することもできるわけです。
まだまだ小さい女の子に対して、You are a big girl now. などという場合もありますが、これなんかは「もう立派なお姉ちゃんだよね」と言っている感じです。このあたりの事情がわかっていないと、なかなか理解しにくいと思います。
では a big decision というのはどんな意味でしょうか?
「重大な決断」のような感じになるのはいいですね。そしてこれを a large decision というわけにはいきません。決断には面積も体積もありませんよね。主観的にしか捉えられないわけです。
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コメント
No title
[なるほど、表示を読むだけなら意味は理解できそうですが、
自分で使うとき間違ってしまいそうですね。
ところで、お店の商品のサイズ表示って、従来のS・M・Lのほかに
レギュラーとかもあるし、スタバに行くとトールだのグランデだの、
いろいろあって混乱します。
「大・中・小」が、やっぱりわかりやすいなあ‥。
ありがとうございます♪
こんにちは♪
感覚的に捉えていると、実際に使う時にもとても役にたちますよね。Big help!
私のサイトからもリンクをさせていただきました♪
ありがとうございます。
No title
あっ!クリックしましたら一位!オメデトウございます♪
No title
ぱすたさん、ありがとう!
トールとかグランデというのは、MとLの発音間違いを避けるためという要素も一応あるらしいのですが、カッコつけの要素もあるんでしょうね。(日本語では問題全くなさそうですが・・・)発音の問題だったらMとLをミディアムとラージといえばいいんじゃないかなんて思ったりもしますよね。
No title
うろこさん、ありがとう!
うろこさんもダントツ1位ですね!すごい!
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