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under the weather 

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under the weather

weatherは「天気」、climateは「気候」ですが、両者の違いは理解できるでしょうか。
「今日の天気は晴れ。風はほとんどなく、最高気温は25度、最低気温は15度」みたいなのはweatherで、「日本は雨が多い」みたいなのはclimateです。つまり、その日その日の天気の様子がweatherで、長期的な観点から見た気候上の特徴面を捉えたものがclimateだと思えばいいでしょう。したがって「天気予報」はweather forecastのようにweatherで表現されるのに対して、「地球温暖化」のような話は日々の天気ではなく、長期的な観点から見た気候上の特徴を言っているわけですから、climate change(気候変動)の話として扱われるわけです。

weatherの感覚がよくわかる表現に、fair weather friendという表現があります。直訳的に考えれば、「好天の友」となるので、「気持ちのいい友達」のことだろうと思いたくなるかもしれませんが、実は全く違います。天気がいい、つまり状況がいい時だけは仲よくするけれども、天気が荒れると、つまり状況が悪くなると離れて行ってしまうような人のことです。「調子いい時だけ寄ってくる人」あるいは「調子が悪くなると離れていく人」と言えばいいでしょうか。

ところでイギリスにおいては曇りの日や雨の日が多いため、weatherに対してややネガティブなイメージを持つことが多いようです。be exposed to the weatherは直訳だと「天気に晒される」ですが、これが「悪天候にさらされる」→「風雨に晒される」という意味になったりします。このようにweatherにはネガティブなイメージが持ち込まれることが時々あるということも頭に置いておきたいです。

このことを意識しておくと、feel under the weatherという表現は理解しやすいかもしれません。直訳的には「その天気のもとで感じる」ですが、「すぐれない天気のもとにあると感じる」→「(今ひとつ)気分がすぐれない」という意味です。すぐれない天気のもとにいると船が揺れて気分が悪くなるという、船乗りの話からできあがった表現だという説もあります。feelを使わず、例えばI'm a bit under the weather.(私はちょっと気分が悪い)とか、You look under the weather.(あなたは気分が悪そうだ)といった使い方もできます。

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デオキシリボ核酸 

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デオキシリボ核酸

 DNAは「デオキシリボ核酸」で、RNAが「リボ核酸」のことだと、高校の生物で勉強したかと思いますが、「デオキシリボ核酸」という名前は長ったらしい呪文みたいで覚えにくいと思ったことはありませんか。今回はこの「デオキシリボ核酸」を少しでもわかりやすく理解してもらおうと、解説をしてみました。

 まずはDNA、RNAの両方に共通するNAって何のこと?ってところから始めます。このNAはnucleic acidの略で「核酸」を意味します。nucleicが「核」を表すnuclearの形容詞形で、acidが「酸」だと理解すれば、nucleic acidが「核酸」になるのは理解できると思います。生物の細胞の中心部である「核」の部分に多く含まれる酸性物質のことを「核酸」(nucleic acid)と呼ぶと理解すればよいでしょう。発見された当初はこれが遺伝などと関係するとは全く思っていなかったので、単純に「核」に多く含まれる「酸」ということで名前が付けられたわけです。

 「リボ核酸」の「リボ」は「リボース」と呼ばれる炭水化物の名称です。アラビアゴム(アラビアガム)から抽出されることから名付けられたアラビノースという炭水化物がありますが、アラビノースと一緒に抽出されて発見されたのが「リボース」です。アラビノースに似ているけれどもちょっとだけ違うということで、アラビノースを少し変形して「リボース」と名付けたという、冗談のような本当の話があります。「アラビノース(arabinose)」→「リボース(ribose)」です。

 「リボ核酸」というのは、riboseベースでできあがった核酸のことで、"ribonucleic acid"と綴ります。"ribo nucleic acid"とか"ribo-nucleic acid"と綴ってくれた方がわかりやすいと思うのですが、英語では"ribonucleic acid"と綴ります。それなのに略号ではRNAであって、RAではありません。

 DNAとRNAでは、RNA(リボ核酸)のほうが先に発見されました。そしてその後にDNA(デオキシリボ核酸)が発見されたのですが、分析が進むとDNAとRNAは割と似ているけれども、ちょっとだけ違った構造をしていることがわかってきました。具体的には、DNAにはRNAにある酸素原子が1つ少ないことがわかってきました。「デオキシリボ核酸」という言葉の「リボ核酸」よりも前の部分の「デオキシ」(deoxy)は「de(分離・除去の意味)」と「oxygen(酸素)」が組み合わさってできた言葉です。すでに発見されていたリボ核酸と比較して酸素原子が一つ少ないということを「デオキシ」(de+oxy)で表現したわけです。

 こういうことがわかると、"ribonucleic acid"が「リボースを含む核酸」という意味で「リボ核酸」と呼び、"deoxyribonucleic acid"が「酸素原子を1つ取り除いたリボ核酸」(リボ核酸より酸素原子が1つ少ない核酸)という意味で「デオキシリボ核酸」と呼ぶことが見えてきますね。

 "deoxyribonucleic acid"も"de-oxy-ribo-nucleic acid"のように書いてくれればわかりやすいと思うのですが、英語では"deoxyribonucleic acid"のように綴ります。このあたりは慣れていくしかないですが、ともあれ、名前が構造をかなりわかりやすく表現していることが意識できると、面白いかなと思います。

 繰り返しますが、"deoxyribonucleic acid"は"deoxy(酸素原子を1つ取り除いた)ribo(リボースベースの)nucleic(核の) acid(酸)"ということになります。

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ergonomics 

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ergonomics

 ergonomics(アーガノミクス)は日本ではカタカナ読みをした「エルゴノミクス」で一般には通用しますが、実際の英語の発音では「アーガノミクス」とか「アーガナミクス」という」感じです。和訳では「人間工学」という訳語が与えられていますが、この「人間工学」という和訳はなかなか考えた和訳で、語源などからはなかなか浮かぶものではありません。今回はこのergonomicsを「人間工学」と和訳したセンスの良さを理解してもらうことを通じて、ergonomicsという単語を頭に入れてもらおうと思っています。

 ergonomicsのergoはenergyとも語源が同じで「働く」という意味です。働くための活力がenergyと理解すれば、energyとergoとの繋がりが見えてくると思います。

 ergonomicsのmicsはeconomicsからの援用で、耳で聞くと「学問」みたいな響きがあることから採用されたようです。

 つまりergonomicsとはergo(働くこと)を効率化し、快適化するmics(学問)ということになります。とすると、凡庸な頭だと「労働学」とか「労働効率学」という名前くらいしか浮かばないところです。

 ですが、鋭い感性を持った方がもっと深くこの単語の本当の適切な訳語を考えたのでしょう。ergonomicsが人間に余計な負担を掛けないように従来の器具を改善したり、新たな器具を作り出していく学問であることから、普通に「学問」というよりも、もっと範囲を狭めて「工学」と呼んだ方が適切だと感じたのだろうと思います。そして、労働を効率化し、快適化するというのは、結局「人間にやさしい」という意味合いだろうという結論に辿り着き、「人間工学」という和訳を思いつかれたのだろうと推察します。

 こうして見たときに、ergonomicsを「人間工学」と訳した人のセンスの素晴らしさを感じてもらえるのではないかと思います。

 ちなみに「働く」を意味するergoは語源的にはworkとも繋がっています。workのwが落ちるとorkのようになりますが、これとergoが似ているとは思ってもらえないでしょうか。workのwが落ちた形からergoやenergyが生まれ、ergo+micsでergonomicsという、労働を快適化・効率化させるためにはどのような改良をすればよいのかを考える学問=人間工学を表す言葉ができたという次第です。

 では応用。ergophobia(アーゴフォウビア)だとどんな意味だか想像つきますか。phobiaはfearに発音が似ていて、意味も「恐怖心」なので、割合似ている感じです。「労働恐怖症」のことです。

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helio 

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helio

 「すいへーりーべ、ぼくのふね…」と、高校生の頃に若い元素番号の元素を覚えましたね。ヘリウムは「すいへーりーべ」の「へー」で、元素記号の2番目の元素です。

 このようにヘリウムは構造的には割と単純な元素なのですが、実はなかなか発見されなかった元素です。というのは、ヘリウムはとても軽い気体であるのが普通で、他の物質と結合することもほとんどないので、地球上にはほとんど存在しないからです。

 ではどうやって発見されたかというと、なんと太陽活動の観察を通じてなのです。皆既日食の観察をしていた天文学者が分光スペクトルを用いてみたところ、今までに知られていなかった波長の光があることに気がついたのがきっかけです。地球では見つからないが、太陽で見つかるということで、「太陽」を表すギリシャ語をベースにhelium(ヘリウム)という名前が付けられました。太陽のエネルギーの源は、よく知られている通り、水素の核融合ですが、この結果としてヘリウムが大量に作り出されているわけです。「すいへー」の「すい」(元素番号1の水素)が融合して「へー」(元素番号2のヘリウム)が出来ているとイメージすればいいでしょう。

 このように太陽とヘリウムは重要な結びつきがあり、それが名前にも反映しているというわけです。そしてこのことを意識していると、helioが「太陽」の意味を表すということが理解しやすくなるかと思います。

 例えばheliocentric(ヘリオセントリック)というのは、「helio(太陽)+centric(中心の)」→「太陽中心の」という意味です。いわゆる「地動説」は太陽を中心として地球が回っているという考えですから、heliocentricな考えだということになります。それで「地動説」のことをheliocentric theoryとかheliocentrism(ヘリオセントリズム)のように言います。

 これに対してgeocentricだと「geo(大地)+centric(中心の)」→「大地中心の」→「地球中心の」という意味です。いわゆる「天動説」は地球を中心として太陽が回っているという考えですから、geocentric theoryとかgeocentrism(ヘリオセントリズム)のように言います。

 helioscope(ヘリオスコウプ)だと「太陽観測用の望遠鏡」だし、heliophysics(ヘリオフィズィックス)だと「太陽物理学」です。

 heliotrope(ヘリオトゥロウプ)は香水の原料にもなるバニラのような甘い花の香りで知られる、「キダチルリソウ」という植物のことです。日本語でも「ヘリオトロープ」で通用するようになってきました。ヒマワリのように太陽の動きに合わせて花の向きが変わると信じられたことから、heliotropeという名前がついたと言われています。本当に向日性があるかどうかは私にはわからないのですが、その点はご勘弁ください。heliotropeの花の画像を貼り付けておきますので、御覧ください。

ヘリオトロープ

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Xenon 

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Xenon

 前回は希ガスのクリプトン(Krypton)のことを扱いましたので、今回は同じ希ガスのキセノン(Xenon)のことを扱いたいと思います。

 キセノンはクリプトンと比べても存在割合が非常に小さいので、クリプトン以上に発見するのが難しかったようです。化学者のラムゼイはクリプトンだけを分離したと思っていた気体を大量に集めてみたところ、クリプトンとは若干性質の異なる気体が混じっていることに気がつきました。「隠されたもの」という意味合いで命名したクリプトンの中にさらに隠れるように存在していたこの気体を、ラムゼイはキセノン(Xenon)と名付けました。クリプトンばかりと思っていた中に異物が混じっていたということからつけられたものです。つまり、Xenonは「外来物」とか「異物」という意味合いです。注意点は英語の発音は「キセノン」ではなく、「ズィナン」とか「ゼノン」という感じです。

 こんな感じでxenonに「外来物」とか「異物」の意味合いがあることがわかることで英単語の世界が少し広がります。例えばxenotransplant(ゼノトランスプラント)だと「xeno(異物)+transplant(移植)」→「異種移植」です。例えばブタの臓器を人間に移植するといった感じの話です。xenotransplantはギョッとする話かもしれませんが、現実の科学の進歩は凄まじく、近い将来実用化される見通しとなっている技術です。ブタから臓器移植ができるとすれば、脳死者が出てこないと移植臓器が見つからない現状を大きく塗り替える可能性があります。なお、xenotransplantion(ゼノトランスプランテーション)でも同じような意味です。

 xenophobia(ゼノフォビア)だと「xeno(異物)+phobia(恐怖)」で、「外国嫌い」「外国人嫌い」です。phobia(フォビア)はfear(フィア)とちょっと発音が似ていて、同じ「恐怖」の意味合いです。この点を意識すると、xenophobiaが「外国嫌い」「外国人嫌い」になるのは、割とわかりやすいのではないかと思います。

 xenophobic(ゼノフォビック)だと「外国嫌いの」「外国人嫌いの」という形容詞で、xenophobic viewだと「外国嫌いの物の見方」「外国人を嫌う物の見方」という意味です。

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