cricket 

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cricket

 cricketには大別して2つの意味があります。1つは「コオロギ」の意味で、もう1つは「クリケット」(野球の元になったスポーツで、主にイギリスと大英帝国の植民地だったところで広がったもの)の意味です。

 「クリケット」の意味と「コオロギ」の意味では語源が違っており、「コオロギ」の意味は鳴き声に由来するようです。そう言われてみると、「クリックリッ」のように聞こえないわけでもありませんね。「コオロギ」の鳴き声を忘れちゃったという人は、以下から確認して、無理やりにでも「クリックリッ」のように聞こえると思って、「cricket=コオロギ」を頭に入れてしまいましょう。



 なおbush cricketというと「キリギリス」、mole cricketというと「オケラ」です。これらについても「茂みにいることが多くて「クリックリッ」のように鳴く虫がbush cricket(キリギリス)、モグラ(mole)のように土の中に潜ることが多くて、「クリックリッ」のように鳴く虫がmole cricket(オケラ)だと理解すればよいでしょう。

 もう一つの意味の「クリケット」の方は「松葉杖」の意味を表すcrutchと語源が共通するのではないかと言われています。クリケットのバットは野球のバットとは違って板状のものなのですが、その見た目が杖っぽいところからこの名前がついたのでしょうか。それとも、野球のベースに相当するものが杖のように立てられていることからこの名前がついたのでしょうか。そのあたりは語源辞典を読んでもよくわからないですが、いずれにせよ「杖」的なところからこの名前になったようです。「crutch=松葉杖」を知らなかった人は、cricketを頼りに覚えてしまいたいものです。以下の画像を見ながら、「杖かぁ〜」と思いつつ、頭の中に入れてみてください。

クリケットのバット

クリケットのベース

クリケット

 さて、「クリケット」はイギリスにおいては紳士のスポーツとされ、そこからcricketに「フェアプレイ」の意味が付加されるようになりました。そこからnot cricketが「公正でない」「適正でない」という意味で使われることがあります。play cricketは文字どおり捉えれば「クリケットをやる」ということですが、時には「公明正大にふるまう」という意味になる場合もあります。これらは少し古い表現のようではありますが、頭の片隅に入れておいても損はないかと思います。

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persona 

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persona

 persona(パソウナ)は無理してカタカナ読みをすると「ペルソナ」になるように、演劇で役者が身につける「仮面」の意味がもともとのものです。それが転じて「(装っている)人格・役割」の意味でよく使います。外見上見せたいと願う「外面」の意味にもなります。cheerful personaならば「(表向きは)明るい人格・外面」ですし、humble personaならば「(表向きは)控え目な人格・外面」です。

 日本語で「仮面」というと「仮面夫婦」のように感情が希薄なものをイメージしがちですが、英語のpersonaは「外面的に示された特徴」を表すものとして意識しているというのは重大な違いではないかと思います。ここをよく意識しておきたいところです。

 personもこのpersonaから分かれてきた語で、「(役柄的な特徴を持った)人」のことを本来は意味します。現代では単に「個人」「人」の意味合いでも使いますが、LONGMANの英英辞典の定義の1番目には”a human being, especially considered as someone with their own particular character”と書かれています。「(役柄的な特徴を持った)人」という感じが近いニュアンス的に近いことがわかるでしょう。

 personalityが「個性」「人格」であるのも、personが「(役柄的な特徴を持った)人」であると理解すれば、その派生語としてイメージがつけやすくなるのではないかと思います。LONGMANの英英辞典の定義の1番目には”someone's character, especially the way they behave towards other people”となっており、やはり「外面」を意識した「個性」「人格」の意味だと理解できます。

 personable(パーソナブル)は「魅力的で愛想がいい」という意味になりますが、これも「person(外面)+able(できる)」→「外面をうまくできる」→「魅力的で愛想がいい」のような発想だと理解すればわかりやすいかと思います。

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arrest 

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arrest

 arrestは「逮捕(する)」という意味でよく使いますね。false arrestとかwrongful arrestだと「不法逮捕」ですし、arrest warrant だと「逮捕の許可証」→「逮捕令状」です。ではcitizen's arrestの意味は想像つくでしょうか。「市民の逮捕」→「市民を逮捕すること」のように捉えてしまうかもしれませんが、そういう意味ではありません。「市民が逮捕すること」→「犯罪者を市民が捕まえて警察に連れ出すこと」です。

 arrestは語源的には「at(〜へ向かって)+rest(休み)」→「停止状態にする」という感じで成り立っています。「逮捕」の意味も、「犯人を捕らえて動けないようにすること」のようにとらえると理解しやすいでしょう。house arrestだと「自宅監禁」「自宅軟禁」の意味になりますが、「家にいて動けないようにすること」という意味合いで理解すればよいわけです。

 cardiac arrestだと「心停止」「心不全」の意味ですが、これもarrestの語源的な意味合いが「停止状態にする」という感じであることを捉えれば、理解しやすいのではないでしょうか。

 では arrest the spread of the virus だとどういう意味でしょうか。「ウィルスの蔓延を止める」の意味になるのはわかるでしょうか。

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detach 

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detach

detach(ディタッチ)という、ちょっと難しめの単語があります。意味としてはまず「切り離す」を頭に入れたい単語です。このdetachは語源から覚えると覚えやすい単語で、「de(外れる)+tach(タッチ)」→「タッチしているところから離れる」→「切り離す」だと思えばよいです。「くっつける」意味のattach(アタッチ)と真逆だと思ってもいいでしょう。attachは「ad(向かう)+tach(タッチ)」がもとのイメージですから、まさにattachとdetachは真逆のイメージというわけです。

 具体的な使い方を見てみましょう。detach the hood from the jacketだと「ジャケットからフードを取り外す」ですし、detach the lamp from the bracketだと「取付金具から電球を取り外す」です。このように、detach A from Bで「BからAを切り離す」という使い方をよくします。

 では、detach oneself from the groupだとどういう意味でしょうか。「自分自身をそのグループから切り離す」→「そのグループから距離を置く」です。このような感じで「距離を置く」とか「離れる」という意味合いでもdetachは使えます。

 detachの名詞形はdetachment(ディタッチメント)です。意味は当然「切り離し」をベースに考えればよいのですが、「切り離し」とか「分離」といった意味よりも「無関心」とか「客観」とか「超然」という意味のほうがよく使われるように思います。つまり、detach oneself from 〜に見られるような、心理的に「距離を置く」意味合いでの使い方がこちらでは優勢という気がします。心理的に距離を置いて「無関心」になり、心理的に距離を置いて「客観」的立場に立ち、心理的に距離を置いて「超然」としているというイメージで捉えたいものです。

 attachの反意語としてまず「detach=取り外す」を抑え、この延長線上で「detach=距離を置く」イメージを持てるようにし、detachmentはその名詞形として「無関心」「客観」「超然」あたりをベースに考えられるようになりたいものです。

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surgical 

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surgical

 surgical(サージカル)というのは「外科」の意味のsurgeon(サージョン)の形容詞形で、「外科の」という意味です。surgical instrumentだと「外科の器具」→「手術道具」ですし、surgical giantだと「外科の巨人」→「名外科医」のことです。

 ではsurgical spiritだとどういう意味だと思いますか?「外科魂」だと思いたくなりますが、そうではない意味でよく使います。なお、この場合のspiritは「アルコール」の意味です。死んだら霊魂が身体から抜けていくのとアルコールが蒸発するのを同じように捉えたことから、spiritがアルコールの意味で使われるようになりました。複数形のspiritsにすることで、「アルコール」の意味合いであることを明確にすることもよくやりますが、spiritのままの場合もあります。

 ちょっと脱線しましたが、surgical spiritは実は「消毒用のアルコール」(イギリス英語)のことです。「傷口用のアルコール」→「外科のアルコール」というイメージで考えればわかりやすいでしょうか。なお、surgical spiritはアメリカではrubbing alcoholと言います。こちらは「こすって使うアルコール」のイメージで考えればよいですね。

 ではsurgical strikeだとどういう意味だと思いますか。直訳して「外科的な打撃」と言っても、なかなか想像しづらいですね。実はsurgicalには「(外科で要求されるように)極めて精度が高い」という意味があるのです。ですので、surgical strikeは「極めて高い精度の打撃」→「ピンポイント攻撃」です。

 この「極めて高い精度の」という意味のsurgicalは時事英語では時々見かけますので、これを機会に覚えてみてください。

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